米国立衛生研究所(NIH)が、動物の受精卵を操作して動物の体内で人間の臓器を作製する研究を認める指針案を発表したと報道がありました(YOMIURI ONLINE)。NIHは昨年9月、こうした研究への助成を一時的に停止し、倫理問題などの検討を進めており、来月4日まで一般から意見を募ったうえで、最終決定するそうです。動物の受精卵に人間の細胞を入れて、動物の体内で人間の臓器や組織を作る研究は将来、移植用臓器の確保や作製した臓器を使った毒性試験などに役立つと期待されるそうです。指針案では、NIHに内部委員会を設けて研究の妥当性を審査し、助成を行うかどうかを決めるとしているそうです。一方、動物内で人間の精子や卵子を作り出すことや、人間に近い霊長類の受精卵に人間の細胞を入れることは禁止したそうです。
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