健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

除菌シートでインフル抑制!?

2018-08-23 08:30:41 | 研究
神奈川県松田町立松田中学校で、学習机などを銀イオン配合の除菌シートで清掃する実証実験を行ったところ、生徒のインフルエンザ発症を大幅に抑えることができたそうです(YOMIURI ONLINE)。町は感染症対策に効果があると判断し、継続実施することを決めたそうです。除菌シートは、富士フイルムが市販する「Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス)持続除菌アルコールクロス」。写真フィルム技術を応用して開発したもので、銀イオンの薄い膜を作ることにより、アルコール成分の揮発後も持続的な除菌効果があるということです。町は昨年、富士フイルムメディカル事業部と健康増進や災害時の感染症予防分野で連携するための協定を結んでいて、今年1~3月、東海大病院の監修を受けて松田中で実験を実施。学習机や教卓、引き戸の取っ手やトイレの手洗い場所などを毎日拭いた3年生(99人)と、何もしなかった1年生(64人)を比べると、1年生のインフルエンザ発症率が35%に上って学年閉鎖が行われたのに対し、3年生は約4%にとどまったそうです。「Hydro Ag+」は病院の院内感染対策として活用されているほか、食品工場のカビ対策などとしても使われているそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180817-OYT1T50013.html
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