クリオネの新種が富山湾の深海で発見されたということが報道されていました(YOMIURI ONLINE)。冷たい水に生息するクリオネの仲間は、日本周辺では北海道のオホーツク海にしか生息していないと考えられてきたそうで、本州沿岸で生息が確認されたことに専門家も驚いているそうです。発見されたクリオネの体長は最大約5ミリ。遺伝子解析で新種と確認されたとのこと。クリオネが生息していたのは、新潟県上越市沖約10キロと富山市沖約10キロの水深約250~1050メートル付近の深海で、水温は0~2度ほどだそうです。調査船を使ってこの海域で深海生物を採取したところ、計約100匹のクリオネが捕獲。クリオネは微小な巻き貝を餌としているそうですが、この巻き貝は大気中の二酸化炭素増加に伴う海水の酸性化に弱いそうです。そのため、クリオネの存在は、海水の酸性化の指標になるそうです。クリオネは標準和名「ハダカカメガイ」で、海中を浮遊する貝の仲間だそうです。2016年には、オホーツク海で新種が約100年ぶりに確認されたそうで、今回の発見で世界のクリオネは計5種となるとも。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171013-OYT1T50026.html?from=ycont_top_txt
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