健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

世界で最も高価な薬

2019-06-03 08:30:21 | 研究
米国食品医薬品局(FDA)は、全身の筋力が低下する難病の脊髄性筋萎縮症(SMA)について、スイス製薬大手ノバルティスの新たな遺伝子治療薬を認可したと発表したそうです(読売新聞オンライン)。ロイター通信によると、1回分の価格は212万5000ドル(約2億3000万円)で、「世界で最も高価な薬」としているそうです。SMAは身体が麻痺し、呼吸困難などに陥る病気で、主に小児期に表れるそうです。筋肉を動かす神経細胞に関わる遺伝子の異常が原因とされるそうです。難病情報センター(東京)によると、小児期までに10万人に1~2人の割合で発症するそうです。承認された治療薬は、この遺伝子に異常があった2歳未満の乳児が対象。ウイルスを使って体内に正常な遺伝子を運び、筋肉を動かせるようにする。FDAは「臨床試験で明らかな症状の改善が見られた」として認可。SMAを巡っては、米国内で別の治療薬が既に認可されているそうですが、継続的な投与が必要となるそうです。一方、今回の新薬は1回の投与で効果が長期間続くそうです。ノバルティスは日本での認可も目指しているとのことです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190525-OYT1T50240/
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クォークの父 | TOP | ギネスビールの「波模様」 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究