日本人の肝臓がんは、ゲノム(全遺伝情報)の異常で6種類に分類されるとの研究論文が、Nature Geneticsに掲載されると発表がありました(YOMIURI ONLINE)。分類ごとに手術後の経過や生存率も異なっているそうで、新しい治療法や診断法の開発への応用が期待されるとのことです。研究では、日本人300人の肝臓がんのゲノムを調べ、がん1個あたり約1万か所の異常があることを確認。異常のパターンを基に肝臓がんを分類すると、6種類に分けることができたというもの。手術後5年以内の再発率は、最大で100%から15%までと分類ごとに大きく異なっていたそうです。再発の多い群は生存率も低かったとも。肝臓がんは、主に肝炎ウイルスの持続感染などで起こり、国内で年間約4万人が診断され、約3万人が亡くなっているそうです。
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