昨秋のイカ釣りの後、メバルを釣りに出かけ、釣り場で風に煽られ落下、足首を骨折してしまった。
歩けるようになるまで1ヶ月、釣りに出かけられるようになるまで2ヶ月かかった。
しかしその後、仕事に忙殺され、また仕事が面白く、とうとうその年は釣りに行けずじまいになっちまった。
そして新年を迎え、いざ釣り復帰と出かけてみれば、日本海は例年になく大荒れで釣りにならない。
少ないチャンスを狙って出かけてみるも、釣りのできるポイントは限られており、デカイのが釣れない。
数は釣れるのだが、せいぜいが25センチどまりである。
そして2月。
2月は寒い。気温が4度以下では手が凍えて釣りにならない。そのうえ産卵期である。海も荒れまくる。
というわけで小生にとってメバルオフの月なのだが
今年は大雪で家の周囲はまだ1メートルの残雪があるというのに、
20日ごろから季節は突然春に切り替わった。
気温が上がり、波が静かになれば、やはり心は海へ向かう。
まずは21日、イージーテトラに出かけてみる。
ここは少々の波があっても釣りのできるところ。
その夜は1.5メートルの波。足に波を被りながらもなんとか釣りができる。
このくらいの波でデカイのが期待できるポイントはここしかない。
渋いが、底を丹念に探っていると、ぼちぼちかかる。
しかし、どれも25センチを越えない。
このポイントは尺は無理だとしても、27、8センチは釣れなくもないのだ。
粘ってみる。
すると、少し引きの強いやつ。いい感じだ。
25センチに少し足りない。
でも、いい感じなって来た。
気分が乗って来た。
25センチ。
その後アタリは止まった。
粘ってみる。
30分。
帰ろうか。
いやもう少し。
妙な違和感。
デカイやつのアタリは小さいことが多い。
ひょっとして、合わせてみる。
乗った!!うっひょ~~!!
5センチのカサゴの赤ちゃんだった。
その3日後、24日は珍しく凪ぎ予報。
風もないという。
迷うことなく一直線に尺本命ポイントへと向かった。
ここは複雑な潮の流れのためか、周囲は凪ぎでもサラシが渦巻いている。
周囲が1.5メートルならば、もうここは荒れ狂って釣りにならない。
ポイントの手前まで来て車を停めた。
夕日があまりにも美しかったからだ。
冬の水平線に沈む夕日である。
荘厳であった。
この夕日にであっただけでも来た甲斐はある。
実は右足首を負傷したのはこのポイントなのである。
そうだ、気を抜いたら危ないのだぞと気を戒めるために、
これからこのポイントのことを「右足(ライトフット)の崖」と呼ぶことにしよう。
今年初のこのポイントである。半年ぶりだろうか。
昨年春は本命ポイントであるにかかわらず、ついにデカイのにお目にかかれなかった。
今年はどうか。
海の状況は悪くない。波は1メートル。潮は動き、足下を適当なサラシが渦巻いている。
ここは全くのべた凪では釣れたことがない。
いつものラインを通して来る。
状況はやはり渋かった。
表層では全くアタリなく、深層を角度を変えて引いているうちに時折当たって来る。
その時折のアタリを大事に掛ける。食いが浅く、三分の一はバレてしまうが。
一匹目。
25センチ弱。
二匹目。
25センチ弱。
三匹目。
四匹目。
ううむ、またしても25センチ弱。
デカイのがいないのか、腕が悪くなったのか、たまたまのタイミングなのか
それとも何かに呪われているのか。
と、ぐっと気持ちが落ち込んで来たところ
コン!!と引ったくるようなアタリ、合わせる、乗った、デカイ!!
こりゃあちょっと次元の違う引きだ!!グングン引っ張る!!
ゴリ巻き。
寄せる。抜き上げる。重いぞ!!
こりゃあ尺は完全に越えている。間違いなし!!
心臓が踊った。
しかし、現実は甘くはなかった。
確かに尺は完全に越えていたが
そやつはセイゴだった。40センチ。がっくし。
その後、粘ってみる。
気持ちを入れ替えて、粘ってみる。
諦めない。これが釣りの最高のテクニックなんだと。
そうすると、また時折掛かる。
しかし、やはり25センチを越えないのであった。
渋くとも、このポイントでこのくらい当たれば、必ず27~8センチの一匹二匹は釣れていた。
これはもう、呪われているとしか考えようがないではないか。
25センチの呪いか。
なんだか帰りの足が重かった。
歩けるようになるまで1ヶ月、釣りに出かけられるようになるまで2ヶ月かかった。
しかしその後、仕事に忙殺され、また仕事が面白く、とうとうその年は釣りに行けずじまいになっちまった。
そして新年を迎え、いざ釣り復帰と出かけてみれば、日本海は例年になく大荒れで釣りにならない。
少ないチャンスを狙って出かけてみるも、釣りのできるポイントは限られており、デカイのが釣れない。
数は釣れるのだが、せいぜいが25センチどまりである。
そして2月。
2月は寒い。気温が4度以下では手が凍えて釣りにならない。そのうえ産卵期である。海も荒れまくる。
というわけで小生にとってメバルオフの月なのだが
今年は大雪で家の周囲はまだ1メートルの残雪があるというのに、
20日ごろから季節は突然春に切り替わった。
気温が上がり、波が静かになれば、やはり心は海へ向かう。
まずは21日、イージーテトラに出かけてみる。
ここは少々の波があっても釣りのできるところ。
その夜は1.5メートルの波。足に波を被りながらもなんとか釣りができる。
このくらいの波でデカイのが期待できるポイントはここしかない。
渋いが、底を丹念に探っていると、ぼちぼちかかる。
しかし、どれも25センチを越えない。
このポイントは尺は無理だとしても、27、8センチは釣れなくもないのだ。
粘ってみる。
すると、少し引きの強いやつ。いい感じだ。
25センチに少し足りない。
でも、いい感じなって来た。
気分が乗って来た。
25センチ。
その後アタリは止まった。
粘ってみる。
30分。
帰ろうか。
いやもう少し。
妙な違和感。
デカイやつのアタリは小さいことが多い。
ひょっとして、合わせてみる。
乗った!!うっひょ~~!!
5センチのカサゴの赤ちゃんだった。
その3日後、24日は珍しく凪ぎ予報。
風もないという。
迷うことなく一直線に尺本命ポイントへと向かった。
ここは複雑な潮の流れのためか、周囲は凪ぎでもサラシが渦巻いている。
周囲が1.5メートルならば、もうここは荒れ狂って釣りにならない。
ポイントの手前まで来て車を停めた。
夕日があまりにも美しかったからだ。
冬の水平線に沈む夕日である。
荘厳であった。
この夕日にであっただけでも来た甲斐はある。
実は右足首を負傷したのはこのポイントなのである。
そうだ、気を抜いたら危ないのだぞと気を戒めるために、
これからこのポイントのことを「右足(ライトフット)の崖」と呼ぶことにしよう。
今年初のこのポイントである。半年ぶりだろうか。
昨年春は本命ポイントであるにかかわらず、ついにデカイのにお目にかかれなかった。
今年はどうか。
海の状況は悪くない。波は1メートル。潮は動き、足下を適当なサラシが渦巻いている。
ここは全くのべた凪では釣れたことがない。
いつものラインを通して来る。
状況はやはり渋かった。
表層では全くアタリなく、深層を角度を変えて引いているうちに時折当たって来る。
その時折のアタリを大事に掛ける。食いが浅く、三分の一はバレてしまうが。
一匹目。
25センチ弱。
二匹目。
25センチ弱。
三匹目。
四匹目。
ううむ、またしても25センチ弱。
デカイのがいないのか、腕が悪くなったのか、たまたまのタイミングなのか
それとも何かに呪われているのか。
と、ぐっと気持ちが落ち込んで来たところ
コン!!と引ったくるようなアタリ、合わせる、乗った、デカイ!!
こりゃあちょっと次元の違う引きだ!!グングン引っ張る!!
ゴリ巻き。
寄せる。抜き上げる。重いぞ!!
こりゃあ尺は完全に越えている。間違いなし!!
心臓が踊った。
しかし、現実は甘くはなかった。
確かに尺は完全に越えていたが
そやつはセイゴだった。40センチ。がっくし。
その後、粘ってみる。
気持ちを入れ替えて、粘ってみる。
諦めない。これが釣りの最高のテクニックなんだと。
そうすると、また時折掛かる。
しかし、やはり25センチを越えないのであった。
渋くとも、このポイントでこのくらい当たれば、必ず27~8センチの一匹二匹は釣れていた。
これはもう、呪われているとしか考えようがないではないか。
25センチの呪いか。
なんだか帰りの足が重かった。
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