永遠に、幸せになりたい。    by gorosuke

真夜中、いいおっさんが独り海に向かって延々と竿を振る。
アホだな。でもこのアホ、幸せなんだよなあ。

おいらもルアー作ってみた。

2009-03-18 | ルアーを作る
ふとした出会いからルアーを作ることになった。

つーさんの釣り友にバーブレスさんという人がいる。
仕事は理髪師さんでバーブレスという店を自営しているが、店の名前で分かる通り相当の釣りキチで、
ルアーも自分で作ってしまう。

つーさんから噂は聞いていたし、彼の作ったアート的なルアー(腹の部分には目玉がいっぱい描かれていた)を見せてもらったこともある。
Pボーイというメタルジグでイカを釣る彼独自の釣法は一時福井でセンセーションを巻き起こしたりもした。

でも、彼には一度も 会ったことはなかった。
その彼とブログのコメントでちょこっと会話することになり
彼の作ったルアーの話をしているうちに
「あなたもルアー作ってみませんか?」と言われたのである。
えっ、作る・・・・ルアーを・・・・おれが・・・・・

ルアーを作るなんて考えたこともなかった小生にとって
あまりにも唐突で、簡単な言葉だった。
それだからこそ、ある種のショックがあったし、身体にグッと入って来た。

ルアーは好きである。
でも、店頭に並んでいるルアーたちはプロが研鑽を重ね、実釣実験を繰り返し、そうして初めて並んだものである。
それを使って辛うじて釣れるのであって、自分が作ったいい加減なルアーで釣れる筈ないじゃないか、と思っていた。
だから、プロたちが作ってくれたルアーを買い、おれは釣るのだと。

しかし、釣りの楽しみは釣果だけではない。
確かに釣れることは重要だが。
ルアーでの釣りは想像力の遊びだと思っている。
釣れないことも含めて、いろいろと愉快で奥深い楽しみもあるのだと。

「あなたも作ってみませんか?」・・・・
ルアーの作り手が作ることの楽しさを伝えたかったのだろうと想像する。
それがあまりに作為のないシンプルな言葉だから、
えっ、おれが・・・作る・・・まさか・・・でも・・・作ってみようか・・・・面白いかもな・・
とシンプルに素直に思ったのだった。

考えてみれば、魚を想像し、そいつの気を引くルアーを自分の手で作り、実際それで釣り上げる。
そんな楽しいことはないだろう。
プロの作ったものには遠く及ばないかもしれないが、想いはこもっている。
ベイトが泳ぐようにリアルに泳がないかもしれないが、自然というやつは分からない。
動かないやつや、変な動きをするものに興味を持つ魚だっているに違いない。
人間だって変なやつは沢山いるんだし、魚だって。
そう思うと、突然、ルアー作りが具体的になって来た。

すると、バーブレスさんはそんなこちらの想いを直に感じてくれたのだろう
小生にルアーを1つ作ってくれると言う。
で、そのルアー、ごろすけスペシャルの制作過程を懇切丁寧にブログにアップしてくれたのである。

それを見ると、ますますやる気が湧いて来た。
なぜなら、彼の作り方は小生の肌に合っていた。
木を削って形を作り、穴を掘って錘を入れ込むという、ガキの頃ナイフで何か作ったあの感触そのままだった。
手の直の感触、温もりのあるやり方だ。
これなら出来ると思った。このやり方でやれば、彼の作るあの美しいルアーのようになるのだ。

で、彼がブログで展開してくれている、制作過程をそのまま追っかけることに。
しかし、デザインや動きはともあれ、実際海にキャストできるルアーを作るのは簡単じゃない。
防水や強度、いろいろ面倒な行程がある。
そして、その行程に使う道具や接着剤、塗料、溶剤など、それらを調べ選び、手に入れなければならない。
それを考えるだけで気が遠くなっちまうが、彼はその1つ1つを制作過程で紹介してくれ大いに助かった。
それがあったから、出来たとも言える。

以下は彼の制作を追っかけ、とにもかくにも第一号を作ってみた過程である。


先ず始めにスケッチである。方眼用紙に描いてみる。しかし汚いな。これじゃあ方眼用紙を使う意味がない。



ルアーが入っていたセルロイドの箱を利用して、スケッチの通り切り抜きひな形を作る。




厚さ5ミリのアガチス材にひな形を使って線を入れ、ノコで切り取る。




サンドペーパーで削って線の通りの形にする。へこんだところは棒にペーパーを巻いたやつで削る。




次はボディに入れ込む錘をガン玉を潰して加工する。入るスペースに無駄がないように四角にする。
ガン玉2.2gを二つ。
万力を使えば綺麗にできるが、ないのでプライヤーで潰す。まあ握力を鍛えるのにいいか。




ボディに作った錘とアイが入るスペースを彫る。アイは0.9ミリのステンレス線を使った。
アイを作るのは難しそうだが、やってみると案外簡単だった。まん丸にはならんかったけど。なっは。




そして、接着剤で張り合わせる。この張り合わせる道具はバーブレスさんのまねっこで作った。
こいつは我ながらうまく出来たな。うっし。



乾くとこうなる。



こいつをナイフで削り、ペーパーで整えイメージの形にする。でも、これがなかなかイメージ通りにはならんのだなあ。
写真で見るとそうでもないが、実は6センチ、ちっこい。
ちっこ過ぎて太い指の小生には辛いものが。
でも楽しい作業だ。




エラブタを彫り、テープを丸く切り、目の位置に貼り付け見当をつける。




そして、目の玉が入るように彫る。彫刻刀の丸刀を使うとうまくいった。



ここから塗装工程だが、1つだけでやるのは効率が悪いと思い、急遽二つ作り増す。
乱暴な釣りでロストすることの多い小生だ。1つ作ってすぐロストでは寂しい。
どうせなら、三ついっぺんに作ってやろうと。
少し形も変えてみた。




さて、ここから塗装工程である。
先ずは防水、強度を高めるための下地作り。セルロースセメントにどぶ漬けする。どぶ漬けしては乾かし、またどぶ漬け。8回繰り返す。
この作業は面倒なので省こうと思っていたが、やはり一度体験するのもいいかと、やることに。
地味な作業だが、ここが大事なんであろう。見えないところが。



終わると、目を彫ったところに溜まっているバリをとる。取らないと目の玉がうまく入らない。
アイのバリも取る。その後、さらに2回どぶ漬け。




下地が出来上がった。
いよいよ塗装である。
エアーで吹いた色が飛び散らないように段ボールでラボを作ってみた。が、果たして役に立つかどうか。




さて、エアーブラシ。初めて使うわけで、ワクワクしてくる。
先ず一匹目、スーパーシルバーを吹いてみる。
色はアクリル系顔料。Mrカラーというやつ。模型に付ける色なんだろうな。
いや、なんて綺麗に色がつくのだろう。ドライヤーで乾かしながら3度吹く。




背中と顔にはグリーンメタリックを。
あんまり面白いのでどんどんやっているうちに、やり過ぎて色が垂れて流れて来た。
綺麗なグラデーションにならない。ついやり過ぎちまうなあ。ほどほどちゅうのがわからない。困った性格だ。




仕事場が小さな塗装工場になった。エアーブラシとちっちゃいコンプレッサーは適当なのをオークションで探した。案外安くてに入った。エアーブラシは絵画用というより、模型用だ。ピストル型の楽なやつ。




二匹目は夜に目立つパールを吹いた。



背中と顔はチャートを。今度は垂れないように、ほどほどにと気をつけたが、やはりやり過ぎ、垂れちまった。
アホだな。




綺麗にはいかんが、目玉を入れると俄然、ルアーらしくはなった。




で、最後に仕上げのウレタンクリアーを吹いて、

乾いたらフックを付け

完成!!



なんとか、かんとか、第一号が出来上がった。

少し前まで、自分でルアーを作るなんて考えたこともなかったのに、
今、現実に作ったルアーが目の前にある。
実に不思議なんだよなあ。

ルアーが出来上がった翌日、師匠バーブレスさんからごろすけスペシャル多い日夜用Slimギャラクシーが届いた。





流石、師匠、美しいんである。
もう、魚を釣る道具を超えてアートなんである。

ボディ全体は球状星団か散開星団の1000億もの星たちの広がりゆく光芒である。
それら小宇宙を跨ぐように飛んでこちらにやって来る黄色い彗星。その光の尾が背中を走る。

おお!!そのルアーの名は「多い日夜用Slimギャラクシー」なんである。

で、おいらが作ったルアーの名前はOOI !!MEBARU(おーい!!メバル)としよう。

今、冬からのメバル釣りの流れはちょいと一区切り。
今度の満月、新たに出直すことに。それまでちょいと一休み。

「おーい、メバル」が初めて海を泳ぐのは次の満月。
こんなルアーに興味を示す変わり者のメバル君がいたらいいなあ。

師匠のギャラクシーの能登デビューもその時だ。

ふっふっふ、楽しみである。
こいつらで尺をいわしちゃろーではないか。









3月満月本番

2009-03-14 | メバル
(3月 9日 満月前夜、凄腕集まる)


満月直前の9日の朝、羽咋のO君からメバルを釣りに行きたい、とメールが入った。

O君は羽咋に住む20代半ばの若者だが、毎春、磯スズキを400~500本釣り上げる凄腕釣り師である。メバルはあまり興味がなかったが、なにやら思うところがあるらしい。

もう一人、O君の釣り友、ハッサク君。彼はルアービルダーを志し日夜奮闘努力する若者で、このところ小生要望のメバル用の重いルアー(6センチ、10g)の試作をしてくれていたが、それも出来上がったことだし、そいつを持ってでかけようという。

天気予報を見ると、10日から崩れ始め、満月の11日以降は大荒れになるらしい。
釣りが出来るのは9日の夜しかないではないか!!

よし!!行こう!!皆で行って今夜こそ尺メバルかましちゃろーじゃないか!!
なんだか、俄然盛り上がってきた。

その後、福井のつーさんと電話でなにやら話しておるうちに、今夜羽咋の若者と釣りに行くのだと言うと、ちょうど仕事が連休だから、おれも行こうかな・・・と、つーさんも参戦することに。福井から2時間半車を飛ばして来るんである。思い立ったら鬼神のごとく動くんである。

というわけで、急遽、4人で尺を狙うこととなった。
羽咋の凄腕たち、釣り師匠つーさん、いやいや、この連中と、どんな事件が待っているのだろうと自ずと期待は膨らむのであった。

満潮は深夜の12時。我が家で待ち合わせ、現場に着いたのは9時過ぎであった。
丁度いい時間である。
海はこの場所にしては珍しくサラシも出ない程凪いでいた。
風もなく、気温もいつになく高かった。月も薄雲に覆われてはいるが、間接照明のように柔らかい光を海に投げかけている。

最高の条件である。こんないい日があろうか。
闘志がふつふつ湧いてくる。

それぞれが、それぞれの場所に立ちキャストを始めた。

小生は先ず、ハッサク君作の試作尺八ミノー6センチ、10gを投げる。
このポイント用に作ってもらったウルトラシンキングペンシルである。
深いレンジをぬらりくらりと怪しく動き、深みに潜む怪物を狙うんである。

市販のシンキングペンシルの殆どは表層を泳ぐ。どういうわけか深層を泳ぐやつがないんである。
重いと動きが悪くなる、とはいうが、メバルの場合、微妙な動きはそんなに関係ないと思っている。
市販のやつでも、ほんのデッドスローで引くと殆ど魚の動きはしていない。
そいつに食らいついてくるんであるから。

数投目、深みをそろそろ引いていると、コツコツと魚信があり、合わせると乗った。
23センチとでかくはないが、確かに試作ウルトラシンキングに反応し、食いついたのだ。



よし、いい感じだ。
つーさんも、O君もハッサク君もみな同じようなサイズを釣り上げていた。

まだデカくはないが、初っぱなからアタリがある。
そのうちデカイのが来るぞ。
今夜は釣れそうだ。
士気は上がり、皆の顔に笑顔がこぼれる。

だが、しかし・・・・・・・・・・・・・・・

釣れんのであった。


デカイのが釣れるどころか、
魚信は徐々に遠のいていった。

それでも、時折、掛かりはするが、

25センチに満たないやつばかり。

12時の満潮にはさっぱりアタリはなくなり。

その後潮が下がり始めてからも少し粘ってみたものの

やはり釣れなかった・・・・・・・

もう笑うしかないか。

と、

つーさんが「おお!!」と叫んだ。
釣れたか!!と一瞬気色ばんだが、

ジグヘッドの先にぶら下がっていたのは



赤いナマコだった。

これを見て、みんなニンマリ。
沈鬱な空気がこれでほぐれた。

これを潮に終わりにした。

その後、違うポイントに移動してやってみるが、ここもさっぱり。

最後に以前から良さげだと思いながら入ったことのないポイントで粘ってみるが、ここも小さいのが釣れただけだった。

時計を見ると朝の3時を過ぎていた。

帰りのハイエースの後部座席、O 君とハッサク君は寝入っていた。
かれらはこのまま帰り、仕事なんであった。

車の中、つーさんと久しぶりに釣りの話をした。
彼と一緒に釣りをすると、何か新しい発見がある。
やはり、師匠なんである。

ところでO君やハッサク君の写真を撮っていないことに気がついた。
25センチ以上、デカメバルが釣れたら写真を撮ろうと思っていたのだが、
ついに釣れず、写真も撮らなかったのだ。
こんなことなら、記念写真くらいは撮っておくんだったと。

凪のいい天気を「メバル日和」というが、
小生の経験ではデカメバルは凪で釣れたためしはない。
そうか、ベタ凪だったんだと、後から気がついた。

明日から天気は崩れるという。
この満月の釣りはこれで終わりか。
残念だが、仕方ない。

次の満月を期待しよう。



(それから三日後、3月12日 海は荒れていた)

予報通り、満月から海は大荒れであったが、
12日は少し落ち着いた。

ひょっとしてと思い予報を見ると3メートルの波が夜には1メートルに落ちるという。
風も南風。気温も2度と我慢すれば何とか釣りになる。

うーむ、
この満月での釣りはすでに諦めていたが・・・・
仕事のこともあるしなあ・・・

なんて考えていたら、午後ハッサク君からメールが入った。
今日は釣りができそうだから行かないかと。

やる気満々の若者からそう言われたとあっては
行かずばなるまい。ようっしゃ!!

満潮が朝の3時だから、遅く出かけることにした。

ハッサク君と現場に着いたのは10時半、早速釣り場に行ってみると、
サラシ轟々と渦巻いて、ドドーンと波が高い足場まで上がってくる。
ありゃりゃ、こりゃ駄目である。全く釣りどころではなかった。
予報の嘘つきと思うが、予報はいつも嘘つきなんである。

3日前はベタ凪、今日はこれ。
この中間がいいのに、と思うが自然は我々人間の気持ちなんぞにいちいちかまってはくれない。

折角来たのだからと、釣りの出来るところを探すことに。

デカメバルポイントに行く途中、突堤の陰になって常時波気のないところがある。
足場も高く、静かすぎるので、いつもは気にもとめず歩き過ぎるところだが、そこでやってみようと。

高い足場(おそらく10メートル)狙うはシャロー。こんなところは飛ばしウキである。
飛ばしウキに軽めのジグヘッド。
投げるとすぐに魚信があった。
投げる度にコツコツと当たってくるが、普通に合わせても乗らない。
当たってきてもそのままに。するとゴゴゴとくわえて逃げようとする。
それまで待って、そうっと合わせる。それでやっと乗るんである。
いやそれでも抜けてしまうことも多い。
このところのどこでもそうだが、食いが浅いんである。

こんな静かで浅いところはどうせ小さいだろうと思っていたが、案外そうでもなかった。
一匹目は23センチ。その後も20センチ前後が続いた。
ハッサク君も釣り上げる。頻繁にアタリがあり、それなりに楽しめる。
20センチ以下は即リリースである。

そのうち、案外重い手応え。10メートルの高さを巻き上げる。
まあまあのやつ。25センチ。



その直後、また乗った。
赤メバル、25センチ。
うっは、こんな赤いの珍しい。



その後、ゴゴンと重いのがかかった。
おっと、でかい!!とゴリ巻にかかるが、リールが思うように巻けない。
ロッドはぐんなり曲がり、強めにしておいたドラグが時々軋んだ。
予想以上にでかそうだ。
が、とうとう藻の塊の中に突っ込みうんともすんとも動かなくなっちまった。
仕方なく、力一杯引っ張ると、ずるっと抜けてしまった。

一瞬呆然としてしまう。今のは一体なんだったのか。
これがメバルなら35センチオーバーに違いない。
チヌか、スズキか、いや引きが違う。鈍く重い引きだった。
分からなかった。

その後、メバル数匹かかり、またデカイのが掛かった!!
先ほどと同じ重さと引きである。
よっしゃ、今度こそとぐるんぐるんゴリ巻き・・・できない。
重くて思うように巻けない。さっきと同じだ。
ウンウンいいながら巻いた。逃がすものか。
果たして何か、胸は高鳴った。
先ほどよりは寄ってきた。
しかし、また藻の塊に潜ろうとする。
そうはさせじと、思い切り竿を引く。

と、

突然、軽くなった。
あんら~~、ラインブレイクである。
なんと0.6号、14lb、最強のPE、ラパラ、チタニウムブレイドがぷっつり切れちまったのだ。

気を取り直し、FGノットを編む。
確かに、ここには怪物がいる。
そいつを釣り上げられない。おれの腕が悪いのだ。
なんだか、楽しかった。

2度掛かり、そんなデカイのはもう掛からないだろうと思っていると、
3度目が来た。2度あることは3度あるんである。

まさか同じやつではないだろうに。
そんなに沢山いるのか、と思う。
そいつも重かった。
で、やはり負けちまった。
今度はリーダーがブレイク、飛ばしウキから先を持って行かれた。

完敗である。

これだけ完全にやられると、口惜しいというより一種の爽快感さえある。

後を引くのはジグヘッドが刺さったまま逃げ去った怪物2匹である。
まあ、魚の回復力は強いらしいし、フックはそのうち抜けてしまうらしいが。

しかし、波気のない静かなシャローにこんなやつがいようとは、驚きであった。

何なのであろう・・・


が、その怪物の正体は突然あっけなく判明した。

暫くしてハッサク君が、何やら大きめのメバルを釣り上げた。
おお、でっかいじゃないの~~、写真撮ろうや、とメバルを見ると・・・あら・・・・・



そいつは25センチのタケノコメバルだった。

そうだったのか。と納得した。
これまで、タケノコメバルというのを釣ったことがないし、まさか外浦にいるとは考えもしなかった。

先日釣り場で出会ったKさん、Tさんのおじさん釣り師たちは内浦穴水辺りでタケノコメバルを追っかけているらしく、
40センチにもなろうかというタケノコを釣り上げてもいた。

内浦の波のない、まるで沼か湖のような藻の繁茂した静かな海、それがタケノコメバルの生息場所だとしたら、
ここはまさにその環境に似ている。いても不思議ではないのだ。

タケノコを狙う人たちは堅いロッドにベイトリール、ラインも太く、テキサスリグにごついフックである。同じメバルと名がつくのに、どうしてそんなにごついタックルなのかピンと来なかったが、その意味が納得できた。

よし!!と思う。次回は必ずリベンジしてやるぞと。
スズキ用のロッドでも持ってくるか。ラインは25ポンドだ。

その後、釣れるメバルも小さくなり、アタリも次第に遠ざかったので、移動することに。

反対側の突堤のテトラに行ってみることに。
ここもいつも気になっていたところだが、行ったことはなかった。
外海が荒れていても波は外側の突堤に阻まれ、ここまでは届かない。
地理的条件は決して悪くない。釣れない筈はなかった。

本命ポイントで釣りができないというのは悪いことではない。
新たなポイントに出会うチャンスなんである。

初めての場所に立ちキャストするのはワクワクするものがある。
外海の潮が当たり波立っているところとそうでないところの境目あたりにキャストする。
深そうなので、先ずは尺八ミノーウルトラシンキング。

暫くして、ハッサク君に掛かった。プラグは勿論自作の尺八ミノーである。
23センチ。
そして、小生にもヒット。テトラ際ではなく正面15メートル、中層であった。
やはり23センチ。
やはりいないわけではなさそうだ。
その後もコツコツアタリはあるが、乗らない。

で、ジグヘッド単体に替えてみる。
でも同じである。
アタリはあるが、乗らない。
時々乗るが、でかそうなのはずるっと抜け、
釣れるのは20センチ弱ばかり。

少しやっては位置を移動してみる。
しかし、最初に入ったところが一番当たるようだった。

ハッサク君がここでの最大、25センチを釣り上げた。



が、満潮の3時頃からアタリはぱったりとなくなり終わりにした。


この満月、大いに期待したのだが、釣れなかった。
べた凪と大荒れ、満月になってからはろくに釣りも出来なかった。

前半は凄腕たちが揃ったが、釣れなかった。
彼らが釣れないのだから、釣れる筈はないのだ。

しかし、デカメバルたちはどこへ行ったのだろう。
もう春だというのに。



さて3月  序盤           3月 5日

2009-03-07 | メバル
さて、3月に入り、満月が近づいてきた。

前回の満月は27.5センチ一匹に終わったが、
この満月はどうか。

小生の経験からして、デカメバルは3月からである。
産卵後の休憩も終わり、そろそろ活気が戻る頃、
その最初の満月である。
期待せずにおられようか。

5日、月はまだ半月だったが、本番を前に様子を見に行ってきた。

ポイントに着いてみると、予報通り、ここでは珍しいくらいの凪、
気温も5度と低くはなかったが、風が強かった。
右斜めからの向かい風である。

一番の狙い所は斜め右。テトラを越えたその向こう。
プラグをキャストしてみるが、風に押されて思うところに通せない。
重い飛ばしウキでやっても同じこと。
竿先が風を受けてクンクンとしなる。
手に何か伝わっても、風なのかアタリなのかよく分からない。
まるで釣りにならない。

加えて、前からまともに風を受け続けていると
防寒ジャンパーを着込んではいるが、じんわりと寒さが染みてくる。

諦めて、なんとか後方から風を受けキャスト可能な位置と方向を探した。
ポイントの左隅に立ち、左テトラ際を狙えば、風は背中に受けることになる。
それでも横風になるが、何とか釣りになりそうだった。
狙うはテトラ際、深いところ。

まともにそこへキャストすれば、右からの風に押されてテトラに根掛かってしまう。
落としたいポイントの3メートル右を狙ってキャストする。

ジグヘッドが底まで沈むのを待ってほんのゆっくり引いてくる。
底をかすりながら来る感じ。
何回も繰り返すうちに、コツンと来た。
が、食いつかない。
ふむ、いないことはないらしい。

また、同じラインを通してくる。アタリなし。
また、同じライン。
すると、またコツン、合わせると一瞬乗るが、ずるっと抜けてしまった。
ああ~~、重かったのに・・・

気を取り直して再び同じライン。
何度も繰り返す。しつこいくらい。
そのうち、またコツン・・一瞬ルアーを停めるとコココンときて、
ゴゴンと食いついた。そこで合わせる。もう遅いくらいの向こう合わせである。
バレるかと思うが、しっかりフッキングしているようだった。
ぐんぐんリールを巻いた。そして一気に抜き上げる。
25センチ。やっと手にした一匹である。




その数投後、同じところ、同じタイミング、食いついた。
また25センチ。



その後、アタリはなくなった。
時計を見るとちょうど満潮の時間。
煙草に火をつけ、熱いお茶を飲んだ。

曇った空の天頂あたり、上弦の月がやっとやっと確認できる。

暫くしてキャストを再開するが、アタリは戻らない。
しかし、ここで帰る気はしなかった。
いることはいるのだ・・・・

同じラインを繰り返す。可能性はそこだけ。
深いところ、テトラの陰にじっと隠れているやつがいる。
隠れて目の前を通り過ぎるワームを見ている。
なんとか、そやつを引っ張りだすしかないのだ。

タイトな釣りである。
テトラ際、底ギリギリのところ。
ラインの幅は狭く、ジグヘッドが底に当たらないレンジは先ず食いつかない。
三度に一度は根掛かりである。
その度に、伸びたフックをプライヤーで直し、鈍くなった針先を研いで、またキャスト。
ラインが切れることもある。
FGノットを編み直す。風の中でのこの作業は面倒だ。
そして、またキャスト。

そのうち、雲が薄くなり、月が少し顔を出した。
それだけで周囲がグンと明るくなり気分も変わる。
突然違う場所に来たようでもある。

そのせいか、
突然、ガツンと引ったくった。
が、こいつは小さかった。23センチ。

その数分後、もわっとしたテンション、アタリかどうかよく分からないアタリ。
手首を返して思い切り合わせるとグンと乗った。
重かった。竿半分がグングンと引き込まれる。いい感じ。もうゴリ巻き。
抜き上げると思った程ではなかった。
26センチ。




その後、暫く間があき、2匹追加。
25と23センチ。




気温はそう低くはないが、やけに寒い夜だった。
再び、月は分厚い雲に覆われた。

まだ遅い時間ではなかったが、終わりにした。

全体的には渋いままだし、
サイズも今ひとつだが、
前回、アタリすらなかったことを考えれば
少しはいい感じになってきたのだろう。

満月、海は静まり、天気になってくれればいいが。



静かな爆釣ポイント再び。         2月28日

2009-03-02 | メバル
昨夜はとうとう貫徹してしまった。

昼に寝たので、夜目覚めてしまった。
ああ、暮らしが逆転してしまった。

昨夜の静かな爆釣の余韻がまだ身体の隅で疼いていた。
当たってくるが、半分はバラしてしまった。
合わせがヘタクソなんだろうなあ・・・・

そんなことを思っているうち、朝まづめ、再度でかけてみようと。
どう合わせれば乗るのか、合わせの練習。
そのポイントは行けばいつも爆釣なのか、それも確かめたかった。

家族が寝静まっている午前3時前、こそっと出かけた。

昨夜の場所に立ち、キャストを開始したのは3時半であった。
満潮が5時20分、日の出が5時40分だから、約2時間の釣りである。

昨夜あんなにアタリがあるのにプラグに反応がなかったのはおかしいと
プラグから投げてみた。小さめのピンテール6である。

あらゆる方向、深さも変えてみた。
が、昨夜同様アタリはなかった。

ジグヘッドに替え底あたりを引いてくると、
コ、コ、コ・・・
一投目から当たってきた。これも昨夜と同じ。
神経を集中させ、当たると同時に合わせを入れるが、乗らない。
これも昨夜と同じである。

で、少し合わせを遅らせてみると乗った。
完全に向こう合わせである。
引きは予想以上に強く、手応え十分。
23センチであった。
ふむ、ここにしてはいいサイズ。




その後もキャストするたびに当たってくる。
向こう合わせでやってみるが、乗るもののバラしが連続。
要するに食いが浅いのだ。

そのうち、アタリかどうか分からない、かすかにもわっと重くなった感じ、
合わせるとゴゴンと乗った。
こいつは重かった。デカメバル用のロッドでも竿半分がグンと折れ曲がる。
バレるなよ、と、一気に巻き上げる。
上げてみると手応えより小さかった。
25センチ。



しかし、昨日も25センチが釣れた。
ひょっとしてここはデカイやつもいるのかも知れない。

20センチクラスが生息するところにデカメバルはいない、と考えていたが
それも思い入れなのかも知れぬ。

いろんな合わせをやってみる。
電撃合わせ、巻き合わせ、向こう合わせ、違和感合わせ、
感覚を総動員してやってみるが、やはり乗ったりバレたり。
どんなことをやっても乗る時は乗り、バレる時はバレちまう。
魚がその瞬間、どんな風に食いついてどんな動きをするのだろう。
こんなにバレると、乗るか乗らないか、偶然に由るところが大きいようにも思えてくる。

比較的乗りがいいのはやはり向こう合わせか。
前アタリで掛けた、なんて言ってみたいが、
小生の腕はせいぜい向こう合わせがいいとこなんである。

数匹20センチ弱が続き、その後、また23センチ。




合わせに気を入れたつもりだが、昨夜よりバレる確率が高くなった。
その分、サイズが幾分上がったようである。

しかし、釣り始めて一時間余り、アタリはパタリとなくなった。
まだ、満潮前のいい時間、夜が明けてきたわけでもない。

あちこちに点在するメバルたちが、あたかも携帯で連絡取り合ったかのように
一斉にアタリが消えてしまったのだ。

なにが契機で突然そうなるのか?
わからない。

飛ばしウキで遠くを狙っても、再度プラグでやっても、少し場所を変えても、
アタリは戻ってこなかった。

そうだよな、ここに来れば常に爆釣、
なんてあり得ないのだ。

しかし、爆釣の確率が高いことは間違いない。
目の前の海のそこかしこにメバルたちがいるのを感じ取れる。
それが嬉しい。

風が強くなった。右前方からの向かい風。
ジグヘッドはもう使えそうもない。
手も急にかじかんできた。
終わりにしよう。


20センチクラスの静かな爆釣。長いジアイ。
デカメバルのポイントではないが、時々25センチ。
一見、普通のメバルのポイントのようだが、
これまで、こんなポイントにお目にかかったことがない。

今回の連夜の釣行、魚の感触は存分に味わうことが出来た。
実に楽しい夜であった。

水平線の左上には北斗七星、北極星を挟むようにして、右下にはカシオペアがくっきりと輝いていた。

この同じ空の下、つーさんもやすやメバルダービー最後の一発大逆転を狙って、
越前海岸のどこかで竿を振っているに違いない。
こちらはデカメバルさっぱりであるが
つーさん、ドデカイの一発かましちゃってくれ。





昨日は刺身だったが、こいつは煮付けにしようか。アクアパッツアでもいいな。



ロッド・ダイコー、デクスターDXTS-STX83
リール・ダイワ、セルテート2004
ライン・ラパラ、チタニウムブレイド0.4号(11lb)
リーダー・フロロ2号1.5メートル
ジグヘッド・がまかつスイミングコブラ2g
ワーム・ガルプ、ベビィサーディン他

新月、やはりデカメバル釣れず・・・だが、思わぬ新ポイント。       2月27日

2009-03-01 | メバル
このところ気持ちは新ポイントに向かっている。

場所を探すのにgoo地図は便利だ。海岸線、ずいぶん近くまで寄ってくれる。
google earthは地球をぐるぐる回せたり、都市を見るにはいいが、海岸線はgooの方がいい。写真が鮮明で、磯の沈み根までも見せてくれる。

地図でおなじみの海岸線を眺めていると、普段気がつかなかったことを発見できたりする。
これまで通り過ぎていたところだが、メバルに良さそうなポイントがいくつもある。
なんか見ているだけでワクワクするではないか。

その中のひとつ、某漁港。
ここは夏によくアジ釣りに出かける美しい漁港で、いつか外テトラで師匠つーさんとスズキを釣ったこともある。その時、彼は外道ででかいチヌも釣り上げた。
外テトラはでかくて釣り人もあまり見かけないが、時々デカアジ師が入っているくらい。
デカメバルを狙っている人などまずいない。

そこでやってみようと。

ポイントに着いてみると、既に日は落ちて、残照が水平線とたなびく雲をほのかに浮き上がらせていた。ちょっと遅い夕まづめである。やはり人一人いなかった。
突堤の先のテトラに入り、キャストを始める。
予報通り、この時期にしては珍しい凪であった。

先ずはプラグ、色んな方向、アタリなし。
次にジグヘッド、やはりアタリなし。
だが、先端のテトラ際、深いところを引いていると、そこだけにわずかなアタリ。
そこを狙って再びルアーを通すとやはり小さく当たってくる。
だが、乗らない。
メバルではないのか・・・チヌかも知れない。
しつこくそのラインを狙う。
と、ついに食いついた。乗った。
手応えはメバルだった。
23センチ。




ここでの初めてのメバルであった。
メバルがいないことはない。
テトラの大きさからみて、きっとデカメバルがいるはずだ。
しかし、月は新月、漁港の集落の灯りは背後のテトラに阻まれここまでは届かない。
いつの間にか眼前の海は暗闇に包まれ、そのラインだけにあったアタリもなくなった。

違う場所2カ所でもやってみるが、アタリがあったのは先端だけであった。


次にデカメバルの本命ポイントに向かった。

実はこのポイントは新月に釣れたためしがない。
明りというものが皆無で、新月周りは真っ暗になるんである。
だから次の満月までは行くまいと思っていたのだが、
師匠つーさんがこの新月に新ポイントでデカメバルを数匹釣り上げた。
聞いてみると、暗闇ではなく、周囲の町の灯りでぼんやりと海面が見えるくらいのところだと。

で、新月は釣れないというのは思い込みかも知れぬと思った。
そのポイントはキャストする位置が二つあり、左手は文字通りの漆黒だが、
右手は漁港の灯りや背後の集落の灯りがわずかであるが届いている。
ほんの薄ボンヤリではあるが、漆黒ではない。
右の釣り座に集中すれば、釣れるかも知れない。
夜の気温も手が凍える程ではなかったし、こんな凪もそうないことだ。
デカメバルたちも産卵の休息を終え、餌を探しに戻っているかも知れぬ。
期待で胸は膨らんだ。


本命ポイントはサラシも小さく、南からの追い風。状況は悪くなかった。

しかしである。

まったく駄目なんであった。

2時間半、手を尽くしたが、わずかなアタリ1つなかった。

いくら粘るのが得意な小生であっても、2時間アタリがなければ、もう帰るんである。
2時間全くアタリなしというのも珍しいことだ。きっぱりと諦めもつく。
新月は釣れないというのはまんざら思い込みでもないらしい。


帰り、身体はやはり欲求不満で、前回ふと立ち寄り、20センチクラスが爆釣したポイントに寄ってみた。
小さくてもいい、釣りたかった。

ここは立ち寄るのにとても都合がいい。
道路に沿ったテトラ帯で、丁度路側帯が広くなって、車を止めるのも便利。
車を止め、そこに降りればいいのである。3分もかからない。

前回と同じ釣り座に立ち、キャストする。
道路から見れば、暗闇であるが、そこに入りよく見ると、
道路の常夜灯が背後に1つあり、前方の海面をボンヤリとではあるが照らしている。
足元はテトラの陰で真っ暗。そのボンヤリした海と陰の境がくっきりと見えるではないか。
前回はそんなこと気が付きもしなかった。

前回、比較的近くでの爆釣だったため、始めからジグヘッド単体で。
ジグヘッドはつーさんオススメのがまかつスイミングコブラ、2g。
ワームはガルプ、ベビィサーディン、カラーは小生気に入りのチャートリュースである。

先ずは右のテトラ際にキャスト。少し待ってジグヘッドが底にコツンコツンと当たるレンジをゆっくり引いてくる。
すぐにコツコツと明確な魚信。すかさず合わせると乗った。
ロッドの先半分がぐんなりと曲がる。案外の引き。
20センチだった。




二投目、同じ方向。またアタリ、こんどは乗らない。ずるっと抜けてしまった。

三投目、またヒット、乗った。
やはり20センチ。

四投目、五投目またアタリ、合わせるが乗らない。


六投目、今度は反対のテトラ際、ヒット。遅めに合わせると乗った。
思わぬ重さ、デカイか!!
テトラに潜り込まれぬよう、海側に竿をやりグングン巻いた。
一気に抜き上げる。
おう!!25センチ。
ここでこのサイズが釣れるとは思わなかった。



再び同じ方向、またヒット。しかし乗らない。

正面はどうだろう?
正面にフルキャスト。引き始めるとすぐにアタリあり、だが乗らない。

もう一度、今度は乗った。
20センチ強。




もう、ワンキャストワンヒットであった。
いや、ワンキャストに数度当たってくる。
が、乗りが悪い。半分はバレてしまう
どの方向に投げても同じである。

爆釣である。が、
所謂の爆釣ではない。
所謂の爆釣と言うのはメバルが群れをなし、中層に待機して表層の餌に飛びかかる。
プラグでもワームでも表層でがんがん食いついてくる。
そして、30分もすればその熱い嵐はあっけなく去ってゆく。

そんな感じではない。
表層では食いつかない。底である。
ガツンとは食いつかず、目の前を通ったのでちょっとくわえてみた、という感じ。

プラグでもやってみたが、全く反応なしであった。


静かな爆釣とでもいおうか。

しかも、それは延々と続くのである。
朝が白むまで、4時間も続いたのだ。

こんな爆釣は初めてであった。

群れて待機しているのではなく、そこに生息しているやつのようだ。
底の根に隠れてじっと餌を待っている、至る所に。
この一帯、沢山のメバルがいるのだ。

ここはよく通りかかるが、ここでメバルを釣っている人を見たことはない。
そのせいかも知れない。

結果は25センチを頭に、アベレージ20センチ、40匹であった。
デカくもないが、ちっちゃくもない。
豆は殆ど釣れない。
これも珍しい。

考えてみると、前回もそうであった。
殆どが20センチクラス。
夜が明けるまで釣れ続けた。

デカメバルではないが、釣れるということはやはり楽しいのであり、
釣れ続けるというのはコーフンするんである。
静かな爆釣、静かなコーフンであった。

新月、本命ポイントはさっぱりアタリなし。
だが、違うところでは爆釣であった。
この差は一体何なのか?
微妙な明りのせいか?

分からんのである。




40匹のうち25匹キープ。村のある住人がメバルを食べたいと言っていたのでお裾分け。写真は我が家分である。
刺身にした。甘くて歯ごたえよし、こんなにうまい刺身があるのか!!と改めて感動した。