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えすみの日記

ふつーの主婦ですが、日本の未来を真剣に考えたい!

大いなる陰謀

2010-06-06 12:15:17 | 映画
映画の感想です。

ロバート・レッドフォード,
トム・クルーズ,
メリル・ストリープ。

3大スター共演で
このタイトル『大いなる陰謀』。

そして背景がアフガニスタン紛争。

とくれば、
ハラハラドキドキのスペクタクル巨編!?

ってことを予想してたら、全く違ってました。

強烈なメッセージ性のある作品です。

将来の大統領候補と目される上院議員アーウィング(トム・クルーズ)はテレビジャーナリストのロス(メリル・ストリープ)にアフガニスタン戦線で現在進行中の新作戦をリークし、放送するよう促す。

同時刻
大学教授のマレー(レッドフォード)は無気力な自分の教え子を呼び出し、面談する。

さらに同時刻、
遠いアフガニスタンで
米海兵隊によるアーウィングの新作戦が開始される。山頂のタリバン拠点を全滅させるべく、輸送機で向かった海兵隊の小部隊には
マレーのかつての教え子2人がいた。途中輸送機は攻撃を受け、教え子2人は輸送機から敵の真っ只中に落下し取り残されてしまう。
アーウィング(政治家)とロス(ジャーナリスト)
それぞれの立場からイラク・アフガニスタン戦争を語り

また
自分の専攻の政治(現実の政治世界)に失望し、無気力になっている生徒(=批判ばかりしてなにも行動を起こさない国民の象徴?)に、ベトナムで友をたくさん失った教授が、自ら志願してアフガニスタンに向かった2人の教え子のことを語る

この2組の論議の最中にも、戦場では取り残された2人の兵士に生命の危機が迫っていた…


イラク、アフガニスタン戦争の意味を問い直している作品。はっきりいえば、戦争がよかったか間違ってたかとか結論はでないです。問題提起の作品かなあ

という印象を強くもちました。

ちょうどいま、日露戦争を描いた小説『坂の上の雲』を読んでいて
(戦争ってどうして起きるのか)

って考えたりしてたので
この作品はタイムリーでした。

そういえば、マッドディモンの最新作がイラク戦争のことを扱ってるようです。タイトル忘れましたが
ボーンアイデンティティーの監督、マッドディモンの主演なので、多分エンターテイメント性は強いと思いますが…

この作品とあわせて見てみるといいかもしれません。