保育所の待機児童の問題、学校における自殺の問題、学校教育の問題など色々と世の中で問題となり、マスコミで大きく取り上げられているが、自分の事以外は所詮他人事である。自分に降りかかる問題に対しては、何とかしようと行動するが、自分に影響が及ばないと判断した事柄は対岸の事と注意をしなくなる。それぞれの人間が日々しなければならない事柄は余りにも多すぎる。日常の自己に関するしなければならない事柄を思い浮かべてみてほしい。他人にかかわる事柄に対して関心を抱き続けることは不可能である。これが現実である。人間は頭でいろいろと考え、すべてができると錯覚してしまう。毎日の生活でしなければならない事柄を考えてみたらどうだろうか。自己ができる事柄は限られてくるはずである。どのような事が起きようが、自己に関係する、あるいは自己に影響を与えること以外他人事と考えざるを得ないのである。これが人間である。このことを理解して行動すべきと思う。世界における児童の飢餓に対してどれほどの人が関心を抱き続けているのだろうか。