2011年3月11日の東日本大震災により2年以上延期していた奥細道の松島~石巻~登米~平泉~一関~岩出山の旅の出かけてきた。石巻では、市のシンボルとでもいうべき日和山公園へ。標高は50m程の丘であるが、海から旧北上川にかけての市の眺望が素晴らしい。もともと石巻城址で、今は鹿島神社がある。折しも桜が満開!しかし、海側(南側)に眼をやると、津波に押し流されてほとんど更地になった景色が目に入る。旧北上川河口の西側は、残されたお寺と墓地が見えるだけ。土地の方が、「お寺の外観構造は残っているが、中はがらんどう」と言っていた。河口の東側はもともと工場地帯だったのか、ぽつぽつ建物が建ち始めていた。この日和山公園は芭蕉も立ち寄ったところで、句碑がある。当時は、米等の物資を北上川の水運を利用して集め、更に江戸等に向けて船で送り出す所として大いに栄え、芭蕉達もその賑わいに感銘を受けたようである。被災地を実地に見るために、日和山公園を降りて津波に洗われた地に立ってみた。外観が残っている建物も近寄ってみると、見るも無残でまさに殻だけ残っているという感じである。旧北上川沿いを歩いてゆくとまだ撤去されていない破壊された住宅もかなりあり、識別のために壁に赤色で数字が書かれていた。郊外には仮設住宅暮らしの方がまだ大勢いるようだ。しかし、復興の息吹も感じる。生産を開始している企業もある。市の中心部は、それなりに人通りがある。街の再生を祈りたい。
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完歩おめでとうございます
地震の復興は遅々として進まないと言うか 遅すぎる!
人が住んでの街ですよね
早く家が建ち並んで賑わって欲しいですね
次は我が身
過疎の町 徳島も 多分同じ道を歩むと思います
悲しいですね