街道を歩く

日本の街道を歩き、その旅の思いを綴る

秋の中山道

2008-10-30 20:48:43 | Weblog
また中山道に戻ってきた。一昨日から、木曾福島から中津川まで約63Kmを歩く。今回は晴天にめぐまれ、紅葉も盛りで快適な街道歩きであった。なるべく旧道を歩くようにしたが、やはり昔の面影が残っている。割と標識がしっかりしているのがよい。有名な妻籠から馬篭にかけて、本当に外国の観光客に出会うことが多かった。宿でもオーストラリアから来た2組の客と一緒になる。以前来たときはこんなことはなかったので、びっくりだ。きっと旅行書に載せてもらうよう働きかけたのだろう。

三日目

2008-10-01 22:34:35 | Weblog
和田宿には泊まれる宿が1軒しかなく、昨夜はこの「本亭旅館」というところに泊まった。古い建物で、時代劇に良く出てくるように二階の部屋から通りが見渡せる。江戸時代からの遺物も残されているが、管理に苦労しているようだ。交通の流れが変わり旅館もどんどん廃業して今やこの1軒だけ。今時宿泊するのは、我々のような街道歩きの人達だけだそうだ。この和田宿から和田峠を越えて下諏訪までは
22Kmの山道で、泊まるところがないと歩いてゆけなくなる。頑張ってくださいと言って宿を発った。1600m近い峠を越えて下諏訪の諏訪神社に参詣する。帰り際になってやっと晴れてきた。これで軽井沢から木曾福島まで繋がったことになる。