街道を歩く

日本の街道を歩き、その旅の思いを綴る

年の瀬

2007-12-29 22:43:33 | Weblog
年の瀬になると、ライトアップするところが多くなりましたね。
今年はあまり良いニュースがなかったが、来年はより良い世の中
になるように!

地下宮殿

2007-12-12 22:03:39 | Weblog
昨日、埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路というところの見学に行った。江戸川と荒川に挟まれた地域は低地になっており中小の河川がいくつかあって、昔から洪水に悩まされたところである。大雨のときに中小河川の流れを集めて江戸川に放水するための放水路が、国道16号線の地下50mに作ってある。いったん地下の調整池に溜まった雨水を飛行機のエンジンを変更したガスタービンのポンプで汲み上げて、江戸川に放水する。このような規模の地下放水路は、まだ世界にも例がないらしい。地下の調整池は、まるで地下宮殿のよう。総工費2400億円とか。平成14年に完成してから今まで38回ポンプが稼動したというから、結構活躍しているというべきか!そもそも元は田んぼだったところが宅地化されて田んぼの貯水能力がなくなったこと、また住宅地などで土地収用が難しくなって地下にせざるを得なかったという事情があったとのこと。江戸川(古利根川)は江戸時代から水運に使われていた。江戸時代には、東北地方の物資は銚子などから利根川に入り、関宿というとこまで上ってから今度は江戸川に入って江戸に運ばれた。地図を見るとわかるが、房総半島を回るよりこの方が少し短く、安全でもあったようだ。