街道を歩く

日本の街道を歩き、その旅の思いを綴る

加賀の名刹

2012-11-21 21:19:40 | Weblog
松尾芭蕉が訪れた石川県小松市郊外にある那谷寺を訪れた。ここは岩山や洞窟があって、景色は中国の山水画を彷彿とさせる。もともと白山信仰から生まれた地で、奈良時代に寺院となった。平安時代中期に花山法皇が行幸された折、岩窟内で光り輝く観音三十三身の姿を感じられ、法皇は「私が求めている観音霊場三十三カ所はすべてこの山にある」と言われ、西国三十三カ所の第1番・那智山の「那」と第33番・谷汲山の「谷」をとって「那谷寺」と改め、自ら中興の祖とされました。  芭蕉の句: 岩山の 石より白し 秋の風