曼珠沙華(ひがん花)の季節になった。これは、赤い色の花を咲かせるものと思われているが、それだけに限らない。黄色や白もある。品種改良でできたものらしい。茎には有毒物質(アルカロイド)が含まれている。よく畑や田んぼに植えられたのは、害虫が毒をきらって寄り付かないことを利用したものであるらしい。
八王子城とは戦国の世、小田原氏が築いた小田原城に次ぐ要衝の山城である。関東平野を見渡せる標高450mの深沢山の山頂に本丸があり、籠城に備えた。麓に美しい居館の御主殿跡が残されている。秀吉の小田原攻めで落城した。全部回ると3~4時間かかるハイキングコースでもある。ガイダンス施設が完備しており、麓はボランティアの方が案内してくださる。
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秋も深まり、ここそこに萩など秋の草花が咲いている。特に、曼珠沙華(彼岸花)の真っ赤な花が目立つ。ところが白い曼珠沙華もあるのだ(埼玉県日高市の巾着田で撮影)。連休最後の日で
多くの見物客で溢れていた。
多くの見物客で溢れていた。
東京都青梅市にある塩船観音寺の境内のツツジ園。今は三つ葉つつじが満開である。5月になるとすべてのつつじが咲き揃い例年大変な人出となるが、今は閑散として訪れるのによい。塩船観音寺は真言宗醍醐派の古刹で、約1300年の歴史がある。大化年間に若狭の八百比丘尼が千手観音像を安置したことが起源と言われている。寺の建物等は国指定の重要文化財。
那智山の熊野那智大社と青岸渡寺を訪れた。素晴らしい好天に恵まれ、青岸渡寺の三重の搭と那智の大滝がみごとに姿を現した。世界にはいろいろな滝がある。ナイアガラとかイグアスの滝など。しかし、巨大ではないが、この滝ほど美しい滝はないのではないか。
先週4日間かけて熊野三山参詣の旅に行く。はじめ二日間は中辺路を歩く。上り降りが多く、老骨の身には思いの他、きつかった。幸い天気に恵まれ、気温も低くなく、その点では快適な旅となる。世界遺産(文化遺産)に登録されてから今年は10年目とか。それもあってか、外国からの旅人がしっかり歩いていたのは、ちょっと驚きであった。こちらも頑張らなければと思い、一生懸命に歩いた。自然と歴史・文化が深く結びついた土地だということが、体感できたような気がする。