街道を歩く

日本の街道を歩き、その旅の思いを綴る

立川断層

2012-01-28 21:24:29 | Weblog
昨年の東日本大震災以降、地下の活動が活発化していると言われてきた。現実に関東地方の地震回数(微小地震含めて)では、2010年に約180回に対して、2011年は約4800回と大きく増えた。政府の地震調査研究推進本部では「東日本の5箇所の活断層での地震発生の確率が高くなっている可能性がある」と発表。住まいのある立川断層(30年以内の発生確率は05~2%)もその一つとある。
立川市と日本活断層学会の説明会、活断層現地の見学会に参加した。約1万3千年前に起きたことはほぼ確認されているが、その後起きたかどうかはまだ確認されていない(起きたという見解もある)。従って、次はいつ起こるかというのは今の段階でははっきりわからないという。いったんおきたら阪神・淡路震災級のものになるだろうとのこと。海から遠いので津波とは無縁だが、火災が一番怖い。また耐震性の低い建物、建造物も問題。寺田寅彦の「天災は忘れたころにやって来る」を忘れずに。大地震になったらすべては守れない、一番大切なものだけ守れるようにして、あとはあきらめるしかないのだろう。