街道を歩く

日本の街道を歩き、その旅の思いを綴る

柿の里を行く

2007-10-30 17:19:52 | Weblog
第45番岩屋寺まで約53Km、二日の行程である。まず内子の町にある内子座を見学した。これは木蝋や生糸で栄えた時代に、地域の人が歌舞伎、文楽、映画などを楽しんだ木造劇場で、現在も使用されている。なかなか風情がある。内子から小田町の辺りまでは柿畑が延々と続く。立派な柿が4~5個で100円とうらやましい値段。

打ち始め

2007-10-28 20:18:28 | Weblog
宇和島から努田まで鉄道で行く41番の龍光寺で打ち始め。ここは神仏混淆で、お寺と神社が同居している。お寺の隣りに神社がある所は幾つかあった。遍路中、始めて宿坊にとまった安楽寺で、日本人の自然崇拝と神様の話から法話が始まったことを思い出す。仏教と神道は、昔は仲が良かったのだ。42番の仏寺、43番名石寺とまわり、宇和町に宿泊。ここは幕末から明治に偉人が出て、にぎわった所とのこと。古い町並が残っている。テレビでやった、109mの廊下での雑巾がけ競争で有名になった学校もあった。歩行距離34K歩。

伊予遍路にむけて

2007-10-27 20:11:04 | Weblog
昨日愛媛入りして、大洲に泊まった。お遍路で通る所だが、古い情緒のある町ということで泊まってみた。大洲城、レトロな町並、鵜飼が行われるひじ川などが見所。それにしても人が少なくさびしい。八幡浜にも降りて、港まで歩いてみた。別府や臼杵へフェリーがでている。夕方宇和島に入る。懐かしのお遍路仲間の方々と一年振りの再会。明日からの無事を祈る。

ぶどう郷へ

2007-10-05 20:55:59 | Weblog
昨日と今日、甲州街道ウォーキングとしてまたお遍路への準備も兼ねて、大月ー甲府を同行のI さんとともに歩いた。大月からちょっと行ったあたりで、東京から100Kmの標識がある。約14Km歩いて、笹子峠超えの道と笹子トンネル(国道)入り口への分岐点に到着。天気予報と違い初日は晴れで、暑くて参った!昔は甲州街道随一の難所と言われた標高約1000mの笹子峠を、旧道沿いに越えた。国道のトンネルは3Kmで、これを通ると大変近いのだが、隔離された歩道がなく危険で、地元の人達には薦められなかった。田舎にゆくと、国道といっても歩行帯がほとんどないところがよくあり、余程注意しなければならない。ほぼ30Km歩いて、勝沼に着く。勝沼は、今はどこもかしこもブドウの真っ盛り。ぶどう園の民宿に泊まり、ぶどうとぶどう酒を満喫。二日目は、ぶどう酒のせいでちょっとばかり二日酔い気味。たくさんのぶどう園を眺めながら、また笛吹川沿いも歩く。善光寺、武田神社と、いずれも武田信玄にゆかりの場所でお参りする。善光寺は、川中島の戦いで長野の善光寺が焼失するかもしれないことを恐れて、信玄が一部の仏様を甲斐に移したと言われている。武田神社は、信玄のつつじが崎の城館の跡にある。ここで今回の打ち止めとした。約17Km。