昨晩は、無量光院の宿坊に泊まる。朝六時のお勤めが、約一時間半続く。本格的な真言宗の儀式のようだ。驚いたのは、法話をしてくれた僧侶はここに11年いる外国人(スイス人)。高野山を訪れる外国人は、昨年は二万人もいて、更に増えているとのこと。世界遺産の効果か!しかし、総じて良く勉強してくるようだ。外に出ると、初雪が降ったという寒さ。奥の院、金剛峯寺を案内してもらった。今日で今回の打ち上げとなる。ほっとするともに名残りおしい。また仲間と再会の機会があればうれしい。
今日は、香川から徳島へ入り、四年前に遍路を開始した第一番霊山寺にお礼参りに行く。これで四国を一周出来たことにもなる。始めたときも同じ季節、天候で、懐かし風景を思い出す。約16Kmを歩いた。無事のお遍路完歩を感謝。
大窪寺前の民宿を、雨の中出発。この民宿のおばあさんのお孫さんは、北京オリンピックのソフトボールチームの捕手を勤めたとのことで、誇らしげだった。第一番の霊山寺にお礼参りに行くため、香川県から徳島県へ戻る。安楽寺で、徳大で一緒だった女性の方々から丁寧なご接待をうけた。うれしいことだった。30Km歩行。
今日は、いよいよ結願の日。長尾寺前の民宿を出て、774mの女体山を越えて第88番大窪寺を目指す。途中お遍路交流サロンという所で、四国八十八ヶ所遍路大使任命書とバッチをいただく。思えば、2005年秋に阿波遍路を始めて4年目にして、約1400Kmを無事歩き通せてうれしい。一緒に歩いてもらった仲間の皆さんに感謝!大窪寺は、美しい紅葉に彩られていた。
今日も晴れ。屋島から源平の古戦場(壇ノ浦)を通り、五剣山の第85番八栗寺まで登る。名前の通り、五つの尖った峰が見える。志度寺を経て、87番の長尾寺に達した。明日は、いよいよ結願の88番大窪寺に向かう。
今回は天候に恵まれている。高松市内の第83番一宮寺から屋島の頂上にある屋島寺まで30Kmを歩く。一宮寺の隣に、田村神社という立派な神社があり、実際には三つの神社からなる。屋島寺に到着して、残り四カ寺を残すだけなった。
前回の打止めの75番善通寺に皆で参集。今回直前に、今まで先達を勤めて下さった方が逝去され、この方の回向をするの遍路にもなってしまった。この方なくして、3年越しの遍路がでここまでスムースこれなかったろう。感慨深い。