ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の民俗行事(1)

2016-09-12 21:00:55 | 水戸

 主に水戸(案内)という明治末に出版された本によっています。すでに絶えてしまったものが多いと思います。

 

1月14日 まゆ玉
 枝に丸い餅をさして、米や蚕のまゆの上作を願ったそうです。全隈(またくま)では、初めて子どもの生まれた家に、木につけたままの「まいだま、めーだま」を贈るという風習があったそうです。

7月1日 河童の御登城
 この日は水術稽古を休んで、水に入ることを禁じたそうです。水術の盛んだった水戸ならではの風習なのでしょう。

9月12日 御難会(ごなんえ)
 日蓮が辰ノ口法難にあった日だそうで、信徒は「御難牡丹餅」をつくって、寺に参詣したそうです。

10月10日 刈り上げ
 農家では、稲刈りが終わって、この日に餅を搗いて親戚知人に配ったそうです。

12月1日 川浸り餅
 農家では、朝、餅を搗いて川に流し、また、流れてくる餅を取って食べるという風習があったそうです。

12月8日 事始め
 正月の事始めという意味だそうで、2月の事納めに対応するものだそうです。目籠を竿頭にかけて屋上に立てたそうです。成沢町の方で見たような気がするのですが、どこだったか思い出せません。


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