日と月をセットで表示している石造物などをときどき見かけます。私が一番よく目にするように感じるのは、庚申塔、青面金剛像、二十三夜塔などのようですが、そのほかにもいろいろあるようです。
庚申塔(薬王院 元吉田町682)
丸い日と欠けた月が彫られています。墓地入口の地蔵堂脇にあります。寛政12年(1800)の建立です。
二十三夜供養塔(萱場町 36°20'46.6"N 140°24'14.9"Eあたり)
碑の上部にありますが、飛雲の上に、丸い太陽炉欠けた月がのっているかたちです。萱場町にある石造物群の中にある一つですが、文化7年(1810)とあります。
灯籠(鹿島神社 森戸町546)
石段登り口の参道両側に立つ2基の石灯籠の、向かって左側の写真です。参道に向かった火袋の面、向かって右側灯籠には丸い日の穴が、左側灯籠には欠けた月のかたちをした穴があけられています。灯籠は太陽と月の光を出して照らしているといった意味が含まれていたようです。
報恩慰霊之碑(薬王院 元吉田町682)
東日本大震災による被災からの復興を記念して平成29年に建てられた碑のようです。中央碑文の前に仏足石があり、左右に日と月があります。日と月は、中央にある如来の脇侍仏である日光菩薩と月光菩薩を象徴しているのかもしれません。
梅の品種(偕楽園 常盤町1-3-3)
日月(じつげつ)という梅の品種だそうです。中輪の一重で、紅白絞りと咲き分けであると、偕楽園のHPにあります。