ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の百(1)

2021-02-12 21:06:23 | 水戸

 ぶらっと歩きをしていて目についた、百にかかわるもののいくつかです。

 

百樹園(元吉田町2618-1)
 徳川光圀が藩の振興も考えて、百種の樹木を植えた百色山(ひゃくいろやま 現・ひたちなか市三反田)の衰微を嘆いて、水戸市14代市長木村伝兵衛の父・伝兵衛(4代目 百樹翁)が昭和8年に開園した樹木園だそうです。樹木の選定には、牧野富太郎の指導があったそうで、開園当時、裸子植物61種、被子植物324種、総数856本の樹木が植えられたそうです。百樹の名前は、光圀の百色からとったようです。現在は市営になっています。

 

百年百貨店(元台町1561)
 廃業した醤油蔵をそのまま活用した骨董店です。百年百貨店という名前と、無人であるという店舗様式と、店に入った空気感で、私にはきわだった存在のように見えます。

 

お百度石(八幡大菩薩 加倉井町36°24'21.2"N 140°22'28.8"E)
 これも廃業した常陸の湯脇にある、八幡大菩薩の参道にあるお百度石です。神前からお百度石の間を百度往復して、その度に礼拝をくり返して祈願するという信仰だそうです。鎌倉時代からあった信仰のようですが、一日一回百日くり返すかたちから、一日でも百回おこなうかたちも生まれたようです。

 

百年梅酒(明利酒類㈱ 元吉田町338)
  平成20年に大阪天満天神全国梅酒大会で優勝、平成25年に水戸の梅祭り梅酒大会で黄門賞(第一位)を受賞した梅酒だそうです。百年は末永く愛してもらうようにとの願いの言葉のようです。

 

京成百貨店(泉町1-6-1)
  京成グループの中で独自の位置を持っているように見える、京成百貨店です。百貨店は、デパートメントストアに対応する言葉で、「百」は多くのといった意味で、「貨」は品物の意味のようです。明治大正時代の勧工場の流れが、昭和になって、アメリカのデパートメントストアを実現しようと三越百貨店ができたようです。三越呉服店を百貨店(デパート)に変身させたのは、水戸人の高橋義雄だそうです。

水戸の千

コメント
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