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水戸の見て歩き

水戸の庚申塔(7)

2021-01-09 19:47:37 | 水戸

  今回も建立年が分かる石碑を選んでみました。

 

庚申供(米沢町 36°20'27.3"N 140°27'37.3"Eあたり)
 寛政12年(1800)とあります。この年は庚申(かのえさる)です。供の字以下はよく見えません。地蔵等の石造物群の中にあります。

 

庚申塔(甘酒地蔵尊 金町1-4)
 碑をたてよこから懸命に見て、たぶん寛政12年(1800)だろうと思いました。(写真石碑右側) ここにも社前にはたくさんの石碑が並んでいます。

 

庚申塚(筑地町 36°22'10.4"N 140°22'45.6"Eあたり)
 庚子(かのえね)の年、天保11年(1828)とあります。初めて追鳥狩が行われた年です。申が異字体で書かれています。

 

庚申塔(加倉井町 36°23'38.1"N 140°23'03.3"Eあたり)
 丙午(ひのえうま)の弘化3年(1846)のように見えます。隣には大きな二十三夜塔があります。

 

庚申(地蔵院 金谷町325)
 庚申の万延元年(1860)とあります。桜田門外の変があった年です。寛政の庚申と60年の年月が経っていますが、石碑を比べると、彫りのエッジはこの方が鋭そうです。庚の字は異字体のようです。金谷は、宍戸藩のために神道式のお墓はないそうです。地蔵院を、地元では金谷のお寺と呼んでいるようです。

水戸の庚申塔(6)

コメント
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