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水戸の見て歩き

水戸の出羽三山碑(2)

2019-08-02 20:59:46 | 水戸

  出羽三山信仰はそうとう古くからあるようですが、水戸ではなぜか出羽三山碑の古いものがあまり見あたりません。今まで見たうちで一番古いのが(1)でご紹介した牛伏町にある天保13年(1842)の碑です。江戸時代はこれだけで、その外の年代が分かる碑はすべて明治以降です。

 

観音堂(かがやき授産施設(下大野町6743-1)近く)
 明治12年とあり、湯殿山を中心に供養と刻まれています。上部の梵字はアという胎蔵界・大日如来(湯殿山の祭神)をあらわしているようです。

 

川又観音(川又町)
 大正元年と、月山を中心にした三山の下に順拝の文字があります。ほかにもう1基ありました。

 

香取稲荷神社(東大野158)
 昭和8年とあり、月山を中心とした三山の下に参拝記念の文字があります。

 

大串稲荷神社(大串町2251)
 月山大神を中心に三山の大神が書かれ、上部に参拝記念とあります。下方には世話人を含めて52名の大串講中の名前が刻まれています。三山碑は境内にはほかにもう2基ありました。

 

仏性寺(栗崎町1984)
 上部にアーンという胎蔵界・大日如来をあらわす、上とは違う梵字が彫られた、湯殿山を中心にした碑です。

水戸の出羽三山碑(1)

コメント
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