ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の出羽三山碑(1)

2018-05-07 21:44:41 | 水戸

 出羽三山は、羽黒山(標高414m)、月山(標高1984m)、湯殿山(標高1500m)の三つの山で、古くから信仰の対象になっていたようです。羽黒山は現世をあらわして、神は稲倉魂命(いなくらたまのみこと)などで、聖観世音が垂迹(すいじゃく)し、月山は前世をあらわして、神は月読命(つくよみのみこと)で、阿弥陀如来が垂迹し、湯殿山は来世をあらわし、神は大山祇命(おおやまつみのみこと)などで、大日如来が垂迹しているということのようです。
 水戸では、出羽三山碑があちこちで見られます。神社境内ばかりでなく、道路端などにもあります。

 

牛伏町(消防24分団道向かい)
 天保13年(1842)と刻まれていて、ふつう中央は月山となる場合が多いようですが、ここでは、湯殿山が中央にあります。上にある梵字(ぼんじ)は大日如来を表すもののようです。道路分岐点にありました。

 

小吹町(香取神社北方約350m)
 明治17年、参拝記念となっていて7名の名前が刻まれています。道路の分岐点付近にあります。

 

玉泉寺薬師堂(下大野町 香取神社東方約300m)
 明治25年、遥拝となっています。ここから、遠く三山を拝んだということなのでしょうか。

 

大場町(常陸中原バス停から北東約100m)
 大正11年、参拝記念とあります。報徳講とありますので、講の参加者が参詣してきたのでしょう。これも道路の分岐点にあります。

 

大塚町(大塚農民館裏手あたり)
 昭和54年建、参拝記念とありますが、実際に参拝したのは昭和50年だったようです。ここには、沢山の石碑が並んでいます。


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