時空人 goo blog「脳トレ宇宙論ー人類の見果てぬ夢」

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脳トレ宇宙論 第28話 我々は何ものか?

2020-06-21 14:17:42 | 脳トレ宇宙論

脳トレ宇宙論 第28話 我々は何ものか?

宇宙人へのメッセージ

①パイオニア・メッセージ (By Wikipedia)

 

1972年と1973年に打ち上げられた宇宙探査機パイオニア10号・11号に取り付けられた銘板。

人類からのメッセージを絵で記した。探査機によるMETI(Messaging to Extra-Terrestrial Intelligence)=Active SETI(能動的な地球外知的生命体探査)の最初のケース。 この2機の探査機は1980年代に太陽系を脱出している。 

②アレシボ・メッセージ(Arecibo message)

 

1974年にアメリカ・プエルトリコにあるアレシ ボ電波望遠鏡の改装記念式典において宇宙に送信された電波によるメッセージ。

このメッセージはヘルクレス座の球状星団 M13( 地球から約25,000光年の距離)に向けて送信された。電波による METI =Active SETI の最初の例。 

メッセージは1679個のビットから成り、解読者が2進数列信号を2次元の四角形に並べ替えることを想定している。 

この1679という数は23と73という二つの素数の積であり、1679ビットを余りなく四角形に並べ替えようとすると、23 × 73 または 73 × 23 の2通りにしかできないことから選ばれた。

このメッセージは、23行73列に並べ替えても意味のある図形にはならないが、73行23列に並べ替えると上図のように意味を持った図形となる。宇宙からの電磁波を受信して解析しようとする技術と知能があればこの解読方法に気づくと仮定している。 

このメッセージを左から右へ、また上から下へ読むと、以下の情報が記述されている。 
1から10までの数字
水素・炭素・窒素・酸素・リンの原子番号
デオキシリボ核酸 (DNA) のヌクレオチドに含まれる糖と塩基の化学式
DNA に含まれるヌクレオチドの数
DNA の二重螺旋構造の絵
人間の絵と人間の平均的な身長
地球の人口
太陽系の絵
アレシボ電波望遠鏡の絵とパラボラアンテナの口径

M13 の星に到着するには約25,000年かかる(返事が地球に返ってくるにはさらに25,000年かかる)ため、このメッセージは実際に地球外生命との交信を試みと言うよりは、人類の技術的到達点を示したものという意味合いが強い。 

③ボイジャー・メッセージ

 

2機の無人惑星探査機ボイジャー( Voyager)1号および2号共に1977年に打ち上げられ、異星人に向けたメッセージ「銅板製レコード」を搭載している。

そこには「地球の音」(The sounds of Earth) という地球上の様々な音や音楽(日本の音楽からは尺八による「鶴の巣篭もり」(奏者: 山口五郎)を収録)、55種類の言語による挨拶(日本語の「こんにちは。お元気ですか?」など)や様々な科学情報などを紹介する写真、イラストなどが収録されている。

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