西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

白内障のうさぎ

2006-01-22 18:21:27 | Weblog
 我が家では、年老いた雄のうさぎを飼っている。
 知り合いからいただいたもので、兄弟の中では一番元気がよかったらしく、その言葉どおり他の兄弟は他界している。飼い始めて10年くらい経っているので、そういうものかもしれない。
 うさぎは大変人なつっこくて、(確かにそうだが)かまってあげないと寂しさのため死んでしまうと言われているが、うちのうさぎはそうではない。長年飼っていると、飼い始め当時の可愛らしさも物珍しさもなくなったので、結構忘れられる。ひどいときは、2日くらい餌をやるのを家族みんなが忘れて(動物虐待?)、慌ててラビットフードをやると、焦ってがつがつ喰っている。こんなとき、猫や犬のように、おねだりできないし、大きな声で鳴くことができないのはつらい。
 だだし、うさぎはまったく声を出さないかというと、そうではない。若い頃は、興奮したときは「ウゴ、ウゴ、ウゴ」と低音で鳴いていたし、ひどいいたずらをして、首根っこを引っつかまれたときは(動物虐待??)「ビギー」と不気味な声を発していた。
 さて、2年位前から、裏庭で放し飼いにしていると、側溝にボテッと落ちることが増えてきたのである。年なのでぼけてきたのかと思ったら、娘が「お父さん、片方の目が白く濁ってる」と言うのだ。うさぎと言えば赤目!なのだが、よく観てみると確かに右目が白目!なのである。こ、こ、これは白内障?獣医師には診せていないが、家族全員の協議の結果、そう診断した。(動物虐待?)しかし、まだ片方の目があるので、大丈夫だろうと思っていたら、しばらくするともう片方の目も白目になってしまった。目の不自由なうさぎである。こうなると、もう体力も限界かなっと思っていたが、うさぎ小屋での暮らしには慣れているし、食欲もあり、まだまだ健在である。
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