西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

よぼよぼウサギと性格の悪い白猫と家事の日曜日

2008-04-22 18:22:38 | Weblog
 昨日は僕の方が早く起きたのに、今日は妻が先に目覚め「早く起きて」とうるさく言う。僕が先に起きたときは、そんなことは言わないのに。どうして彼女が先に目覚めたかというと、今朝は天気がいいからだ。
 昨夜眠る前に飲んだビールとつまみの生協のチョコレートが胃に残っていて、食欲がない。それでもコーヒーを2杯飲み、トースト1枚、トマト1個、レタス2枚、ウインナー2本を食べた。僕は朝食をしっかりとるタイプなのだ。
 BS放送では福留が出場しているゲームを放映していた。シカゴカブスの球場はものすごい。外野フェンスは枯れた蔦がびっしりと覆われている。日本だったら絶対に認められないだろう。試合の方はカブスがパイレーツを大差でリードしていた。福留は満塁のチャンスに押し出しの四球を選んで打点1、渋い働き。
 快晴なので、ペットのウサギを裏庭に放つ。こいつはもう12歳くらいのよぼよぼウサギで、白内障のため目も見えない。体も硬くなって走ることもできない。(まっすぐ歩くこともできない)それでも食欲だけはある。よたよたと歩きながら、裏庭の雑草をむしゃむしゃと食べている。もう一匹、性格の悪い白猫も最近外に出ることを覚えて、家の近所をうろうろしている。友達なのかライバルなのかわからないキジ猫(通称ワチュネコ)と対峙している。この白猫はずるくて、自分の家の人間が近くにいるときはワチュネコを挑発し、いないときは逃げまくるという技を持っている。
 僕が2階の部屋で掃除機をかけていると、妻が下から「後でパンパンしといて」と言ってきた。洗濯物の皺を叩いて伸ばして干してほしいということだ。僕は洗濯物の皺伸ばしは好きではないが、洗濯物を干すことは結構好きだ。白いTシャツやカッターシャツが風にゆらゆら吹かれているのを見ているのは、なかなか気持ちがいい。下着類やタオル、ズボン類などは見ていてもつまらない気がする。(この日は都合4回洗濯物を干すことになる)
 ときどき裏庭に出てよぼよぼウサギが大丈夫かどうか点検する。網かごを移動させて違う場所で草を食べさせているのだが、案の定ひっくり返って動けなくなっているときがあった。
 夕食をとり、後片付けをしたらいつのまにか8時になっていた。珍しくNHK大河ドラマを観る。主演の宮崎あおいのおでこが面白いと妻はいつも言う。娘は鼻が面白いと言う。
 よぼよぼウサギは自分の家に連れ戻され、うつらうつらしている。性格の悪い白猫も家のどこかで眠りをむさぼっている。
 こうして僕の平和な休日は終わるのだ。
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春の京都は人が多すぎる 最終日

2008-04-07 08:20:07 | Weblog
 今日は旅行の最終日です。
 午前中に円山公園のしだれ桜を見て、その後京都駅でお土産を買うこととした。
ホテルレジーナからタクシーでいざ円山公園へということで、タクシーに乗り込んだのだが、このタクシーの運転手が話し好きだった。桜の名所をいろいろ教えてれたが、岡崎の平安神社とか琵琶湖疎水端がよいとしきりに言う。そして何を思ったのか、平安神社の赤い大きな鳥居前で、「ハイ、着きました」と意味不明のことを言う。「あのー、円山公園なんですけど」と言うと「ありゃー、そうじゃたねぇ、ついつい桜の名所ということで、平安神社に来てもうた」とのこと。かなり思い込みの激しい運転手さんであった。
どうして円山公園に来たかというと、しだれ桜を見たかったからです。ガイドブックにも見事なしだれ桜の写真が紹介されていたので、期待に胸を膨らませてその場所に着いた。が、「?」なのである。祇園の夜桜として名高いしだれ桜がこれ?? 桜の花の量が写真の3分の1くらいしかないんだけど・・・・・・娘いわく「疲れた中年のおっさんのような」元気のない桜の木が目の前にあった。またしても、ガイドブックとは違うところへ来てしまったのかと疑惑が湧いてきたが、他の人もここで記念撮影をぱちぱちしているので、どうやらこの目の前の桜で間違えはなさそう。近づいて桜の枝を見てみると、満開とはいえないが八分咲きくらいではある。「るるぶ情報版・京都ベストテン」の写真はいったい何だったのでしょうか?謎は深まるばかりです。
円山公園は花見の名所なので、明るいうちは若干盛り上がりにかけるようで、さっさと京都駅に向かいました。女の人たちは(母・妻・娘)は買い物にいそしんでいたが、(漬物のお店がやたら多い)僕はほとんどお土産を買わない人なので、書店でカミュの「ペスト」という本だけを買って京都記念としました。ところで僕の奥さんは「西陣織会館では400円だった小物が、同じようなものがここでは700円する」といって半ばあきれ、半ば面白がっていた。いったいどのような流通経路になっているのでしょうか?
ともかく無事に自宅に戻ったのが午後七時前、2泊3日放置された性格の悪い雌猫は「みゃあみゃあ」鳴きつつ、家族の者に甘えておりました。よく見ると餌が全く減っていない。顔も若干やつれた感じ。この猫は家の人間が誰もいなくなったので、びびりまくり食事どころではなかったようです。「ヘタレー」という意見と「案外繊細なのねえ」という意見とありましたが、ストレスのため襖をガリガリ引っ掻いて破っていることに関しては非難が集中しておりました。
 こうして春の京都の旅は無事幕を閉じたのです。
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春の京都は人が多過ぎる 2日目

2008-04-06 10:34:09 | Weblog
 今日は太秦映画村に行く日である。
 僕は学生時代、太秦に下宿していたが、太秦を「うずまさ」とは最初読めなかった。「たいしん? 何じゃこれは」といった感じである。学生時代はあまり観光には興味がなく、当然映画村にも行っていない。娘が面白そうだということで、それではまあ行ってみますかといった雰囲気でスケジュールを決めたわけです。
 市バスは混むし時間道理運行されないので、今回はJR京都駅から山陰線で花園駅下車、そこからタクシーで10分弱の行程です。
 映画村の時代劇セットはあまり興味がなかったので適当に見て、日曜日なので催し物中心に見て回ったのだ。
 とても面白かったのは忍者ショーで、入村料の2200円の元は取れたと思うくらいである。舞台で6人くらいが殺陣を繰り広げるのだが、宙返りをしたり、高いところから落ちたり、早替わりをしたり、演出も結構凝っていて大人でも十分に楽しめる内容だった。20分ちょっとの活劇だが、映画村に行く人は要チェックメニューです。その他、テレビの演出効果を楽しく案内する出し物もあり、これもなかなか面白い。
 昼食は施設内の食堂でとったが、まあこれはどこも同じようなもので、腹の足しにはなったくらい。(ウエイトレスが100円多くレジ打ちしたぞ! 妻の指摘で取かえしたけど)
 雨が降ってきたので午後2時くらいには映画村を後にし、2日目の宿泊先、ホテルレジーナに移動した。ホテルレジーナは堀川今出川東入る、そして少し下がった場所にある健康に配慮した施設である。ここはロビーも部屋も広く値段もリーズナブル、食事も美味しいというなかなかのホテルです。
 夕食まで時間があったので、徒歩10分で行ける西陣織会館に着物ショーの鑑賞も含めて出かけていったわけですが そしてそこで遭遇したものは、中国人観光客の大群であった! 観光バスが何台も連なってパワフルな中国人を大勢連れてきた。西陣織会館は中国人のみなさんに占拠されたのだ。トイレの説明書も中国語だった。私の母などは、周りが全て中国語なので、自分はこのまま何処かへ連れて行かれるのではないかという、訳の分からない不安に襲われたそうです。 わたくしは中国の人たちのパワーを肌で感じ、21世紀はやはり中国の世紀だと実感した。(それとインド?)市場開放政策で、現在いい面も悪い面もいろいろ出ているが、実際に中国の人たちに遭遇してみると、ともかくこの国はいま高度経済成長の真っ只中にいるのだなと、理屈ぬきで感じてしまう。
 2日目は忍者ショーとチャイニーズパワーに圧倒された1日でした。
 それからホテルレジーナの夕食はとても美味しくいただきました。刺身もてんぷらも焼肉もとても食べやすく、妻などはもう1日、このホテルに泊まりたいと言っておりました。(最終日に続く)
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春の京都は人が多過ぎる 1日目

2008-04-05 10:46:47 | Weblog
 2008年3月末に家族で京都に行ってきた。僕は18歳から31歳まで京都に住んでいたので、久しぶりの京都である。(18年ぶり!)予讃線、山陽新幹線を乗り継いで、京都駅には午後1時半過ぎに到着。京都駅は変わっていた。しかし、一日目は清水寺に行く予定だった.
京都駅散策は最終日ということで、早速市バスに乗って、いざ清水寺へ出発です。やっぱりというかまったくというか、市バスは混んでおる。バス停から降りて陶器通りを歩きましたが、ここも混んでおりました。そして清水寺に到着したのですが、ここが一番混んでおりました。(当たり前ですが)
 中学校の修学旅行で来たときは、こんなに人がいなかったのに・・・・・・あれから30数年、世界遺産に登録された清水寺は金閣寺と並ぶ超人気スポットになっていた。ところで、清水の舞台と思われる所が2箇所あり、妻といったいどっちが、あの有名な清水の舞台なのか協議をかさねたのですが、結局わからなかった無知な夫婦です。
 いっぽう中二の娘は人が多過ぎる!とキレかかっていました。人に酔ってしまった田舎者のわたくしたちは、一刻も早く人ごみを抜け出そうと、運良くやって来た京阪バスにいそいそと乗り込み四条河原町に逃げ込みました。(京阪バスは異常に空いていた、なぜ?)
「夕食は河原町で食べるのだぁ!」と意気込んだのだが、考えてみると僕は河原町界隈をあまりよく知らない。大学時代、衣笠方面に生息しており、働き出してからは宇治方面を主なテリトリーとしていたので四条河原町のようなちゃらちゃらしたところは興味ないというか縁がない。
 あれこれ探すのも、めんどくさいので阪急ビル7階のレストラン街でオムライスを4人で食したのだ。店の名前は忘れたが、やたら隣のテーブルが近い店で、味の方は美味くもまずくもなく、なぜかウエイトレスさんはやたら若い。味に関しては宇和島市の本町追手(だったかな?銀天街を上りきったところ)にあるメールというレストランのオムライスの方が断然美味い!(ここはサラダも食べやすいし、ライスグラタン・ドリアも美味しい)
 それでも我々は空腹だったので、注文したものは全部食べて、1泊目のホテル、タワーホテル・アネックスへタクシーで移動した。ホテルアネックスについては、とくに書くべきことはない。あえて言えばシャワーバスが小さい。それからシャワーがえらいレトロで、(金具でシャワーを引っ掛けているし)使うときに少し緊張したくらい。そうそう、夜中に3回救急車のサイレンを聞きました。娘は明け方、おばあちゃんの寝言をたくさん聞かされ、びっくりしたそうな・・・・・・
 こうして京都旅行の1日目が過ぎていった。
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