西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

核家族と三世代家族(子育てについて)

2006-01-18 08:48:19 | Weblog
 京都にいたとき、夫婦共働きで子育てをした。
 長女一人を育てたのだが、予想していたよりも、大変だった。
 妻は小学校教師で、僕は障害者作業所の職員、子どもの発達に関する学習はかなりしていたはずだったが・・・
 子どもは言うことを聞かない。
 赤ん坊の時は、授乳をして、おむつをかえ、風呂に入れるだけなのだが、体が小さいので食事・排泄の回数が多い。短時間に喰って寝て出してを繰り返す。だから当然、大人の生活リズムは崩れる。「夜はちゃんと眠ってくれ」と言っても、聞く耳をもたない。
 しかし、妻の育児休暇中(6ヶ月?)はまだよかったのである。娘も生まれてから、ハイハイをするくらいなので、行動範囲は狭い。再び夫婦共働きという状況になると、それまで感じなかったプレッシャーが襲ってきた。それは、子どもが病気をすると、どちらかが職場を休まねばならないということだった。(いつもは保育所にお世話になっている)2人とも賃金労働者でしかも平のペーペーなので、休みはとりにくい。また、結婚して移り住んだ場所なので、近所に親しい友人や親戚もいない。孤立無援といった感じなのだ。
 
 田舎に帰って、2人目の娘が生まれたわけだが、その時の子育ては、精神的にも肉体的にも楽だった。その理由は祖母がいたからである。先にも述べたが、小さい子どもというものは可愛いけれども、基本的に親の言うことを聞かない。こうすればああなるとはいかないのである。子育てのストレスも当然溜まる。ここで、祖父母がいると、なんともありがたい。野球で言えば9回裏ノーアウト、フルベースで登場のストッパーのようなものである。
 しかし、じいちゃん、ばあちゃんは子育てには責任がないので、甘やかし放題という欠点は持っている。
 それから、田舎の家は古いけれども結構広いので、空間的にも余裕があって、子育てに適している。近所の人も親密(おせっかい)なので、安心感は都市部とはかなり違う。
 子育てに関しては、都市部より田舎のほうが楽であったというのが、僕の印象だ。
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