西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

オーボエ独奏を聴いて、何故かコルトレーンのフリー演奏を聴きたくなった

2024-02-15 22:08:35 | Weblog

 先日オーボエとハープのディオのコンサートに行きました。わたくしは意外にも某クラシックコンサート鑑賞団体の会員なのです。と言ってもクラシックに詳しいわけでもなく、せいぜいモーツァルトやベートーヴェンが好きなだけで、指揮者は誰がいいとか言うことが出来ないレベルです。(無茶苦茶、指揮者いるしピアニストもいるし)
 さてオーボエ奏者である。ハンスイェルク・シュレンベルガーというドイツの人で1948年生まれ、後期高齢者である。1980年から2001年までベルリンフィルに在籍。凄い人みたい。今76歳だけど日本に来て2時間近くのコンサートで演奏するってことは頑健な爺さんである。彼がコンサート前半、J.S.バッハの「無伴奏オーボエのためのパルティータト短調BWM1013」―(わたくしは勿論この曲は知らない)を演奏しました。オーボエソロは初めて聞きましたが10分くらいの端正な演奏でございました。「おお! 上手い人だとオーボエでも10分以上演奏できるのであるのか?」と感心した次第ですが、その時わたくしはふと「ジョン・コルトレーンのフリーもこんなふうに演奏したかったのでは?」と何故か思ったのデス⁈
 ジャズ好きの人はお分かりかと思いますが、コルトレーンのフリー演奏は地雷です!「これぞコルトレーン!」という熱烈支持派もいれば「こんなん音楽じゃねぇ!」と断固拒否派も存在する諸刃の剣でございます。わたくしはこの件に関しては「うーん」という日和見的見解でお茶を濁しておりました。しかし今回シュレンベルガー老師の演奏を聴いてコルトレーンの「ライブ・イン・ジャパン」「アセッション」を聴いてみると、なんと全部聴くことが出来たのでごじゃります!!何故にオーボエの端正な演奏を聴いたことが、あのコルトレーンのブヒブヒ、ギョエーといいう豚の悲鳴みたいな音も入る(違うかな?)壮絶なパフォーマンスを受け止めることができるようになったのか?ひょっとするとシュレンベルガー老師もコルトレーンのファンだったのか?(多分違うと思いますが・・・・・・)
 いずれにせよ、コルトレーンのフリー演奏を聴くことができるようななったことは御目出度いことでございマス。やはり現代の全ての西洋音楽の基本はクラシックにあるということでしょうか?(これも違うのかな?)それともただわたくしの脳がかなりオカシイということなのでしょうか?(これが正しいような気がします・・・・・・)


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