西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

ネット上で小説、エッセイ、詩を掲載していると

2009-11-18 22:09:23 | Weblog
 このブログにはエッセイしか書いていないですけれど、実は小説や詩、エッセイを「小説を読もう」というサイトに掲載しています。エッセイはこのブログから抜粋して載せているので、このブログを読んでくれている人はダブってしまいます。
「小説を読もう」というサイトは文字通り小説掲載が中心のサイトで、僕の場合もそうです。自費出版した「ガールフレンドとサバイバルナイフ」もここに載せているし(版権と著作権は僕に帰属しているのでOKです)短編も2作ほど載せています。この短編小説のアクセス数がかなり違うのです。もちろん内容とか読みやすさとかその原因はいろいろあると思いますが、題名のインパクトがかなり違うのもその要因のひとつのような気がしています。ひとつは「目つきと性格の悪い看護師」でもうひとつは「娘の入院」。どちらがアクセス数が多いかお分かりですよね。
 僕は毎日小説を書いていて、ときおりこのようなエッセイを書いていますが、実は以前は詩を書いておりました。自費出版の会社にも詩を投稿していて、「自費出版しようかな?」と編集者さんと話していたとき、その編集者さんが「小説かけるんと違いますか?」と言ってくれたような気がします。根が単純な僕はなぜか喜んで「じゃあせっかくだから(何がせっかくなのかわかりませんが)小説を書こう!」と決意したわけです。
 小説を書き始めてわかったことですが、小説を書くことはしんどいけれど面白いのですよ。僕も以前、「作家の人たちはよくあんなしんどい仕事をしているなあ」と感心していたのですが、自分自身が小説書いていると(上手い下手は別にして)この作業は確かにしんどいけれど、面白いことがわかり、作家さんたちも面白くてやっているのだと推測している次第です。ただし面白いけど楽しいわけではない、僕の場合は・・・・・・
 小説を書き始めて発覚したことは、僕の場合(たぶん多くの人がそうだと思うけど)小説を書きはじめると詩が書けなくなったということです。これは見事にそうです! 詩を書くという行為は瞬発力が必要で、小説の場合は持久力が必要で、これを両方兼ね備えている人は凄い! と思ってしまいます。(ヘッセなんかはそうですよね)それから僕の場合詩を書くときには、その情景が浮かんでくるのですが、そんな情景なんかも小説の中に取り込まれてしまったのかもしれません? まあ現在は小説を書くことに満足しているので、詩は書けなくていいやと思ってますが、もし詩に興味をもってくれる人は「小説を読もう」の西野了のサイトに遊びに来てください。小説中心のサイトという関係から詩に対するアクセスは少ないのですが、最近はなぜか増えてきました。掲載して1年以上経っているのに、なぜでしょうかね? インターネットという大海原のなかの小さな貝殻みたいな僕のサイトですから、アクセス増減の傾向などわかるはずもないというところでしょうか。
 
  
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老人とパグとスクーター、そして黒ぶち猫

2009-11-11 00:08:05 | Weblog
街で遭遇した3つの出来事

 隣町から愛車のスバルR2で街に帰ってきたときのことである。国道を南下して市内に入ってきた。左に「TUTAYA」右に「牛角」が見える交差点で停車した。(信号が赤だから)
 右手を見ると横断歩道を渡ろうとしている老人がいた。かなり高齢のおじいさんだ。しかしグレーのスラックスは折り目がきちんとついており、辛子色のブレザーに紺色の紐タイも決まっている。帽子もイタリア製かと思われるほどお洒落で、白い口ひげは思慮深そうな印象を与えている。(なんとなく名探偵といった感じだ)そのおじいさんの右手には茶色いリードが握られており、その先にはパグが大人しく座っている。上品なおじいさんに賢そうなパグ──なかなか絵になる光景だ。横断歩道の信号が青になりおじいさんは歩き始めた。けれどもかなり高齢なので足元がおぼつかない。ゆっくりとしたペースで横断歩道を渡っている。しかし彼のお供のパグは賢そうなので、飼い主の歩調に合わせるだろうと僕は安心していた。だがその後の光景に僕は目を疑った。ナント! そのパグは飼い主のおじいさんよりも歩くのが遅いのである。よたよたと短い足を左右に揺らしながら辛うじて歩いている。おじいさんはパグの鈍足にイラついているのか、リードを無理やり引っ張っているようにも見える。意外と短気な年寄りなのだ。それにこれって動物虐待? よぼよぼのおじいさんよりもさらによぼよぼのパグ、恐るべし。

 僕がよく行くレストランの日替わりランチはハンバーグ定食だった。実は僕はハンバーグが好物である。カレーライスも好きだしパスタも好きだ。こう書くと、まるで子供が好きな食べ物ばかりのようであるが、僕は味覚も感性が若々しいのだ。まあそれはいいとして、その日ハンバーグ定食を食べて満足した僕は、駐車場の愛車のドアを開けた。そのとき目の前の市道をおんぼろのスクーターが紫の煙を吐き出しながら横切った。ブーという間の抜けた音でとろとろ走っているのだが、運転手のおじさんはなぜかスタンディングポジションなのである。つまり立ったまま運転しているのだ。なぜ? 立ったままスクーターを運転していて、はたしていいことがあるのだろうか? 普通に座って運転しているよりも重心が高いぶん、転倒しやすくなるリスクは高くなるが・・・・・・。あのおじさんは危険を求めるアブナイ野郎だったのか? それにしてはスクーターのスピードが出ていなかったが。

 時刻は午後6時半を回っている。世界はすでに夜の帳が下りている。僕は帰宅するため愛車を飛ばしている。するとそのとき右脇からなにやら白い物体が! よく見ると白黒のぶち猫である。ぶち猫は交通ルールを守らず、無断で道路を横断しようとしたが、僕の鋭い反射神経のおかげで一命をとりとめた。僕は無言でぶち猫に今度は気をつけろよと声をかけた。それから100メートルも車を走らせてないところでまたもや右脇から同じような物体が! またしてもぶち猫である。(今度の猫は黒ぶち猫かどうかは定かではない)6時半を過ぎるとぶち猫は道路を横切る習性があるのだろうか? またしても僕の反射神経に救われたぶち猫に気をつけろよと無言で声をかけた。30分後、自宅に着き愛車をガレージに入れようとすると、なにやら生き物の気配が! そこにはしばらく姿を見せなかった我が家の白猫メイの宿敵黒ぶち猫が、悠然と歩いていた。世界は我が家をのぞいて、ぶち猫であふれている。

  
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