西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

タラバガニが安いのはアメリカがロシアからタラバガニを輸入しないから!?

2023-12-29 09:09:48 | Weblog
 今朝テレビを観ていたら、年の瀬レポートで「タラバガニが安い!」ということで市場とか飲食店で景気の良い場面が映し出された。「ふーん」わたくしは特にカニが好きなわけでもなくボーッを観ていた。(タラバガニは高いと思っているので買わないのだ)相当前に旅行したとき、バイキングでカニが沢山あったので山盛りにして食べて食傷気味になり、家族に笑われた記憶はある・・・・・・。
 閑話休題、なぜタラバガニが安いのであるか! ロシア産のタラバガニをアメリカが買わないから供給過多になり、日本に入ってくるタラバガニが安くなったそうな。「ふーん」アメリカはロシアにちゃんと経済制裁しとるんだねー。そのおかげで日本は安くタラバガニが手に入ると。「うーん・・・・・・」ロシアのウクライナへの軍事侵攻を止めるため、タラバガニを喰わん! とは言えないですなぁ、岸田さんは。
 ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めた時、小麦が不足して大変! と騒いでいた時期があり、その後の物価高である。「いろんなものが高い高い」と庶民はギャーギャー騒いでいたが、年の瀬の慌ただしくも賑やかなテレビの画面ではそんな雰囲気はない? 我々庶民は以前話題になってしまったことをすぐ忘れてしまうのである。ウクライナの小麦はちゃんと輸出されているのであろうか?

 最近気になっているのは火事のニュースである。火事で亡くなっている人の多くは老人のような気がするが、わたくしは考え過ぎであろうか? いやいや報道によりますと「亡くなったのはこの家に住む一人暮らしの高齢者、とか高齢者の夫婦」とかが圧倒的に多いのではないですか?
 しかし老人が火事を起こす原因とは何であるか? 以前だと「煙草の不始末」とかが多かった気がするが、煙草を吸う老人も減っていると思いまする。今は「煙草は悪! 煙草吸う奴は人非人、非国民」みたいな周囲の冷たい視線があるし・・・。しかしわたくしは個人的にはそこまで喫煙者を悪しざまに言わなくてもいいような気がします。他の人の迷惑をかけなければいいのではと思うけどね。
 まあ今は老人の火事が原因の話です。やはり料理をして鍋に火をかけて、そのことを忘れて火事! ってことが多いのでしょうか? しかしIHとかは鍋に火をかけ続てけても、ある時点で止まってくれて火事にはならないのではないか? わたくしの家は未だに古いガスコンロを使っているのでそういうことは疎いのである。ちなみに数年前にガスコンロが点かなくなって某ガス屋さんを呼んでしまった。もう15年以上使っているため、買い替えかと思いきや電池切れでした。某ガス屋さん、スミマセン。その某ガス屋さんが「ガスコンロはシンプルなほうが故障しません」と密かに言っておられました。

 今は老人世帯の火災原因の話である。あと考えられることはコンセントプラグの劣化ではないのか。昔の家はコンセントプラグがややこしいところ、掃除しにくいところにある! そしてある種の人たちは機械製品は劣化しないと思っているのだ。わたくしの尊敬する知人も自家用車のタイヤがバーストしてビックリしとったです。その人に「オイル交換とかでタイヤチェックとかしていたの?」と訊くと「???」という顔をしていた。その人いわく「クルマって壊れへんのとちゃうの?」今の自動車は優れモノだから壊れない理論です。確かにコンセントプラグはあまり劣化しないように思えるが劣化しますし、何と言っても埃が溜まりやすい場所にある。老人が長く住んでいる家はそーいう気がするのでごじゃる。

 あとは「マッチで火遊び」という原因もあるが、これは老人はあまりやらないと思われます。いずれにせよ老人火事問題はある種の社会問題ではないのか! わたくし自身も他人の話ではなくなりつつあるので、ここに問題提起した次第であります。うーん・・・・・・タラバガニ安いが何故このような話に???

 

 
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何故か三島由紀夫さんの「金閣寺」を読む?!

2023-12-26 22:03:13 | Weblog
 今日、初めて三島由紀夫氏の「金閣寺」を読み終えた。なかなか考えさせてくれるのだ。なぜ今、三島由紀夫なのか!それは某地方新聞の書評欄で平野啓一郎さんが三島由紀氏の作品の評論をしたからだ。
 といってもわたくしは平野啓一郎さんの本をまだ読んでいない!だが先日、県立図書館で彼の作品「日蝕」をゲットした。これから読むのである。平野啓一郎氏は前からその発言の鋭さに敬意を持ちつつ共感している作家なのだ。

 さて「金閣寺」である。金閣寺は京都に居たとき観たような観てないような、おぼろげな印象がある。しかし三島由紀夫の「金閣寺」はそれはもう大変でございます。これほどまで建造物に愛を注ぐ人がいるのですねぇー変態です!ところでこの作品の登場人物で例によってややこしい人が出てきますが、このややこしい人が性的関係する相手が60代の女性なのです。その60代女性がすごーくお婆さんみたいに書かれていて違うだろ!と思って、文句ブーブー。まあこの作品の初版が昭和35年ー1960年で63年前なので、その当時は60代がヨボヨボの老人だったのかな?

 僕ら学生の頃、三島由紀夫と言えばマッチョで「盾の会」という訳のわからないー制服はカッコ良かったー団体をつくって、自衛隊にクーデターを呼び掛けて失敗して割腹自殺をした保守反動の極みで変人と思われておりました(過去の出来事として、そういう評価)。でも三島由紀夫の作品を愛する人は多かったかな?

 今回初めて彼の作品を読んで、その第一印象は構造的だぁ!なのですよ。彼は東大法学部卒だった。理詰めで描写も細かくて、「ワシはいろいろ書きたいいんじゃー!」みたいな迸る激情みたいなものを感じました。彼は45年間で人生を終えましたが、あれ程の量の作品を残すのは余程書きたかったことがあったのでしょう。それから昭和という時代を物凄く感じてしまった。三島由紀夫は昭和という時代に真正面から向き合って格闘していた?まだ一冊しか読んでいないので、彼の作品をどう評価するのはこれからです。でもいろいろと呼んでみたい作家さんです。

 それから三島由紀夫の思想を単純に保守反動と思ったのは間違えていると反省。中島岳志さんの戦前の右翼改造論者や超国家主義関連本を読んで右からの革命ということも様々にあって、やはりそれは日本の思想状況にかなり影響力があるのではと思う今日この頃でごわす。だから三島由紀夫の思想が何だったのか、そのことも考えながら彼の作品を読んでみたいと思ったってことは、「金閣寺」はわたくしを動かすパワーがある小説なのでしょう。
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