【出来立て】
Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G
時々ポップコーンを作るのだが出来上がりが安定しない。
“アメリカ人になってしまったのではないか”と不安になる位上手く出来る時もあれば、
“・・・敗戦国のニンゲンに作れるのはこの程度だよなぁ…”と悲嘆にくれる時もある。
芯が残っていたり「ふにゃっ」とした食感のポップコーンは、あまり陽気な感じがしないものだ。
もともとは“オカヤドカリズの主食”として作りはじめたポップコーン、
ニンゲンが食べる“おやつ”として、“朝食”として、“宅配便で送る荷物の緩衝材”としても利用するようになり、
“安定して美味しく作ること”が求められるようになってきた。
これまでの調理手順を簡単に説明すると、
1.鍋に『ポップコーン(乾燥)』と『油』を入れる
2.蓋をして中火にかける
3.はじける音がしだしたら気が狂いそうな勢いで鍋を振る
4.はじける音がしなくなったら火からおろし、ボールにぶちまける
5.『塩』をふって気が狂わない程度の勢いでボールの中身を攪拌する
と言った感じ。
シンプルな工程ゆえ、出来上がりを左右していたのは“作り方”では無く“ポップコーンの品質”だと思っていた。
ところがびっくり。
試しに、とネット上で検索をかけてみたことろ“失敗しないポップコーンの作り方”が山程出てくるでは無いか。
夢中で検索っていたところ、「はやく作れ」「腹が減った」「役立たず」等の励ましのお便りで実際に山が出来ていた。
そんな家族からの温かい声援を受けながら学習した“失敗しないコツ”は以下の3点:
・全体に十分火を通す
・“焼く”のではなく“揚げる”つもりで
・出来上がったら素早く蒸気を逃がす
その為には、手順を以下のように改めると良いらしい:
1.鍋に『ポップコーン(乾燥)』と『油(粒が浸る位多目に)』と『塩』を入れる
(塩はこの段階で入れた方が味がつきやすいらしい)
2.蓋をしないで中火にかけ、木ベラ等で全体をまぜながらムラにならないよう加熱する
3.数粒はじけだしたら蓋をして、気が狂いそうな勢いで鍋を振る
4.はじける音がしなくなったらすぐに火からおろし、素早くザルにぶちまけ蒸気を逃がす
そうやって今朝、実際に作ってみたのが画像のポップコーン。
どれもキレイに割れ、サクっ!っとした食感。
塩の量が少なかったらしく、少々薄味だったのだが、
西田ひかる程度にはアメリカンな感じで仕上がった。
調子にのってバクバク(大和田)食べていたら、ヤドカリズの分が無くなった。