金魚日和

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Wズームか18-105mmか_3

2011年06月30日 | カメラ・撮影

AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)

つづき

手にしたユーザーの8割が「値段以上によく写る/でも格好悪い」という評価を下すレンズ、
それがニコンの歴代エントリー機を支えてきた『AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G』シリーズだ。
ちなみに残りの2割は小麦粉である。 ←二八そばの告白

“シリーズ”という表現になるのは、D50付属の“初代ED”、D40x付属の“二代目はクリスチャンED”、
D60以降、長らくエントリーモデル標準ズームとなっている“ED無しVR”の3タイプがある所為だ。


致命的な欠点である外観以外にも、
 ・AFが遅い
 ・先端部分がクルクル回る
 ・夫が長渕剛

等が指摘されている一方で、

 ・小型/軽量
 ・メリハリの効いたクッキリ描写
 ・組員思いの優しいシスター

と、基本性能が高い極めて優秀なレンズであることも認められている。


同じようなことは望遠キットズームである『AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED』シリーズにも言え、
価格を考えれば満足度が高いレンズであることは疑いようが無い。
信じる者は救われるらしいし。


では何故『Wズーム』よりも『18-105mm』を薦めるのかといえば、【つづく】。


Wズームか18-105mmか_2

2011年06月29日 | カメラ・撮影

AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)

つづき
 
手始めに『AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR』の簡単な説明をば。

2008年にD90と同時に発売されたこのレンズは、
“手ブレ補正機能を搭載した中級機向け中倍率標準ズームレンズ/DXフォーマット専用”であり、
長らく中級機向け標準ズームの座にあった『AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)』の後任にあたるモノだ。 たぶん。

同時期に『AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR』というレンズも発売されており、
カバーする焦点距離が近いことから、コチラが『ED 18-70mm』の後継っぽくはあるのだが、
ニコン的には“上級機向け標準ズーム”という位置づけにしているようで、実際、実売価格もかなりお高い。


 ・マウントが「プラッチック(関西弁)」であること、
 ・AF合焦後、ピントリングによる微調整が出来ないこと、
 ・小型超音波モーターの為AF速度が遅めなこと(18-70mmより遅く18-55mmよりは速い)などの残念ポイントはあるものの、

 ・スローシャッター時にも心強い手ブレ補正機能(VR)、
 ・大抵の場面はカバーする実用的な焦点距離、
 ・設計が新しいレンズにみられる高い解像力・カリカリ描写など、
高倍率ズーム(18-200mm)は必要無いけど実用的なレンズが欲しいという方にはウッテツケのレンズである。


余談:
ガルツ”の画像のように“人物をぶらして撮る”のが好きなのだが(この画像でシャッタースピード1/8秒)、
手ブレ補正付きレンズ~シグマのお便利ズームとか~だと、格段に手ブレをおさえることが出来る。
このような状況のみ、手ブレ補正が欲しくなる。  「じゃー三脚持って行けよ。」  ごもっとも。


対する『D5100Wズームキット』の2本、
『AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR』、
『AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR』はどんなレンズなのかと言えば、【つづく】。


Wズームか18-105mmか_1

2011年06月28日 | カメラ・撮影

Nikon D90 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G

家電量販店の広告や店頭で目にする『Nikon D5100』は、
ほぼ100%に近い確率で『18-55mmVR』が装着されている。

なのでその存在を忘れかけていたのだが、
D5100には『18-55mmVRのズームキット』と『18-55mmVR&55-300mmVRのWズームキット』の他に、
エントリー機としては珍しく『18-105mmVRのズームキット』も用意されている。
はじめてのデジイチとしてD5100を検討される方などは、さぞかし頭を悩ませていることだろう。

と思っタラバ(蟹)、
売れているのは“圧倒的”に『Wズームキット』のようなのだ(価格.com調べ)。

ちなみにソノ調査結果によればD5100、デジイチ部門401商品の中で、
『Wズームキット』が第4位、『18-55mmVRズームキット』が13位、
『18-105mmVRズームキット』にいたっては39位と大きく離され、32位である『ボディ単体』よりも売れていない模様。

『D60+18-55mmVRのズームキット』を買った直後に『55-200mmVR』を買い足し、
『Sigma 18-125mm OS HSM』を購入した後、今頃になって『Nikkor 18-70mm』を手に入れ満足している身としては意外な結果だ。


「この先レンズを購入する予定などありません」な方は勿論、レンズ沼遊泳希望者まで、
最初の1本として『18-105mmVR』を選ぶのは全然アリだと思うんだけドナー(家族が同意してくれるのなら臓器提供許可)。
『D3100』にも同キットがあっても良い位なのに。


そんなワケで、
my18-70mmの話題を絡めながら、
“Wズームと18-105mmVR、それぞれ利点と難点(のど飴)”を論じてみタイ(首都はバンコク)。   【つづく】