リドリー・スコット監督による“宇宙船を舞台にした壮絶なかくれんぼ映画”、
それが1977年に公開された『エイリアン』である。
その後、『ターミネーター1&2』を撮った監督さんによる“母子代理戦争映画”、
『セブン』を撮った監督さんによる“犬視点の鬼ごっこ映画”、
『アメリ』を撮った監督さんによる“超高齢出産って何かと大変!映画”が制作されシリーズ化された。
シガニー・ウィーバー演じる『リプリー』はシリーズを通しての主人公で、
“たまたま”エイリアンに遭遇してからというもの、
以後200年(←クローンとして再生)に渡ってその外宇宙生命体のお相手をさせられた可哀想な女性である。
途中、ゴーストバスターズに退治されたり、アフリカ奥地のゴリラを守りに行ったような気もするが、定かではない。
“たまたま”というのは当初のリプリーの視点であって、
物語が進むにつれ、“遭遇は仕組まれたモノであったこと”、
リプリー達は“エイリアンを生物兵器として地球に持ち帰る為、生贄(寄生させる宿主)として送りこまれたこと”などが明らかになる。
“安全に”帰還出来るよう尽力してくれていると思っていた親会社に裏切られ、
信頼していた仲間も会社側の人間&ロボで、エイリアンの利用価値にしか興味が無いようなヤツラばかりである。
「大丈夫だから/安全だから/こちらできっちり処分するから」といい続ける軍人/科学者を前に、リプリーは失望を繰り返す。
これはデマでも推測でも何でも無くて、単なる“空想以下のモノ”でしか無いんだけど、
…研究材料として被爆者を量産したい訳じゃないよね? エライ人。
二転三転する政府発表、東電・保安院の無責任な説明、
軍事大国からの支援の申し出等のニュースを見聞きしていたら、ふとそんなことが頭をよぎった。
ちなみに『X-メン』のファムケ・ヤンセンさん(180cm)、
『マトリックス』のキャリー=アン・モスさん(174cm)等が好きな巨女フェチの自分だが、
シガニー・ウィーバーさん(180cm)は、冨永愛さん(179cm)が“無し”なように、“無し”だ。