今回は防犯カメラをどこに付けたらいいか?
ではなく、ここに付けたらダメ、そっちの方向はまずいんじゃないの?
という話です。
集合住宅(分譲、賃貸を問わず)の防犯カメラを付けたらまずい場所
1. 各戸の部屋の中
当然ですよね、賃貸や寮でもまずいと思います。
住人が自分の部屋を撮るのは構いません。
2. 各戸の出入口
分譲マンションは各戸の出入りが映る方向にカメラを向けたらまずいです。
各階フロアの階段やエレベータホールには付けることがあります。
筆者は賃貸でも各戸の出入りが映る場所に取り付けるのはプライバシー
侵害のおそれがあると思います。
最近、外部からの侵入者による犯罪ではなく、同じ集合住宅の別の住民による
犯罪も多く発生しています。各階フロアのエレベータ前や階段の付近の設置は
増えるかもしれません。
3. ベランダが映る方向に向ける
洗濯物など映ってしまいます。
エントランスのカメラがお向かいの1階の住居のベランダを映しそうになる
場合があります。カメラの向きやレンズの画角を調整する必要があります。
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2020年5月
最近のカメラには、映してはいけない場所を隠す機能があります。
プライバシーマスキングなどの名称で機能があります。
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4. 隣家
住宅密集地の場合、以外と隣家が映りそうな場合があります。
次に設置・撮影に注意すべき場所を上げてみました。
1. 公道、公道ではないが公道のような使われ方をしている通路や場所
敷地内を映していて、前方の通りも映像に入る場合があります。筆者のお客様の
ガソリンスタンドでは、警察が何かの捜査のときにもう少しカメラの先端を上げて
道路も映して欲しい、と言って帰ったそうです。しかし、公道の通行人も映りますし、
クレームも想定し慎重に映像の調整が必要です。
商店街のカメラは公道の通行人はまともに映りますが、ほとんど自治体の許可や
指導を受けていると思います。
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2020年5月
最近は、警察や地方自治体は公道を映すカメラを積極的に支援しています。
設置費用に対して補助金を出しています。ちょっと考えさせられます。
防犯カメラが何か事件が発生した時の捜査の一助となるからでしょう。
弊社は、公道が映るカメラ設備についてはお客様に慎重に取り扱うよう
ご指導しております。
パスワードの設定、誰でも見れないようにする、取扱規定を作成するなどです。
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2. 従業員の控え室やロッカールーム
着替えが映ったりするのでまずいのですが、ゴルフ場やスポーツクラブのロッカー
ルームに入る前の貴重品収納ボックスのカメラは必要です。
工場のロッカーが並んでいる更衣室に付けたことがあります。ロッカー内から
現金の盗難が多発した工場でした。但し、この工場では管理者しか映像は見られ
ない設定をビデオレコーダーにしました。
ネットワークからは見られないカメラ ロッカールームに付けた話
3. 公衆浴場の脱衣所
上と同じく、着替えが映ったりするのでまずいのですが、脱衣所と貴重品収納
ボックスが同じフロアにある場合、付いているときがあります。
スーパー銭湯の脱衣所は付いているところが多いです。それだけ窃盗が多いから
でしょう。あと、のぞき対策でもあります。
4. トイレ内
トレイ内はまずいですね。当り前ですね。
商業施設では、トイレに通ずる廊下にはよく付いてます。
(ここは問題ないと思います)
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