不審者がいやがる防犯カメラ

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車両盗難や車上荒らしのレポート 5

2018年03月21日 | 事件から学ぶ


一般社団法人日本損害保険協会が毎年3月に発表している自動車盗難事故実態調査
結果が今年も出ました。

この調査結果は日本国内の19の損保会社の毎年11月の車両盗難や車上ねらいの
件数をまとめたものです。単月のデータですが、すでに19回目です。

第19回自動車盗難事故実態調査結果発表 (2018.3.1)


今回の発表で筆者が注目する点として、以下の2つを上げます。


車両盗難の車種として、トップ3が5年連続固定
(以下の表は、2014年と2017年の発表データを加工)



2013年からプリウス、ランドクルーザー、ハイエースが常にワースト3です。
プリウスは販売台数が多いから盗まれる台数も多いのは1つの理由でしょうが、
盗む場合にガソリンエンジンを掛けずに電気駆動で走らせることができるので
音がしないことが上げられます。

ランドクルーザーとハイエースは海外で非常に人気の高い車種ですから、
窃盗団のような組織で海外に転売されているのでしょう。また、分解して
部品として流出しているのも多いようです。


車上ねらいは、ヴェルファイアとアルファード

下の表は、車上ねらいの被害にあった件数です。
2017年11月調査のヴェルファイアとアルファードに注目です。両車は、トヨタの
いわゆる双子車です。ヴェルファイアがネッツ店扱い、アルファードはトヨペット店が
販売しています。

車上ねらいの件数が、ヴェルファイアとアルファードを足すと、トップ
なのです。車上ねらいとは、車に積まれている荷物や現金・貴重品が盗まれる
こと。ヴェルファイアとアルファードは開けやすいのでしょうか? 
高級ミニバンのイメージですから、車内に貴重品や現金が積んでいると連想
しやすいのでしょうか。

(以下の表は、2017年の発表データを加工)




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車両盗難や車上荒らしのレポート 3 - 2016年3月22日発表のデータ
車両盗難や車上荒らしのレポート 4 - 2017年3月29日発表のデータ


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SECURITY SHOW 2018

2018年03月08日 | 新技術・これからの製品


毎年3月に開催されているSecurityShow セキュリティショーに開催3日目に
行ってきました。
東京地方は、午前中から気温が低く冷たい雨が降っていましたが意外と
来場者は多かった感じがします。



今年の提案として多かったのは顔認証システムでしょうか。日本でも羽田空港の
国際線で、日本人の帰国時に顔認証で入国手続きが去年から始まりました。

防犯カメラの導入は、今までのただ単に録画する設備から、記録した映像の分析
する設備に変わりつつあるのがトレンドです。

それと、目についたのは中国メーカーの出展です。数年前から日本のこの
SecurityShowに中国メーカーは出展していますが、展示のスペースが
どんどん大きくなってきました。日本市場への参入意欲の増大と販売実績が
上がったきたのでしょう。

数年前から実は世界の防犯カメラ製造元の販売シェアは中国メーカーが
トップです。正確なデータではないですが、ハイクビジョン社とダーファ社が
高い製造シェアをもっています。世界的に高いシェアですが、大部分は
中国国内での導入と思います。

国別の防犯カメラの浸透率では、10年位前はイギリス国内が最も防犯カメラの
市場浸透率が高かったです。テロが多いせいだと思います。
現在は、中国国内が浸透率が最も高いです。