全国モデル事業としての防犯カメラの設置
2009年6月25日に警察庁は、全国の15地域をモデル事業として、通学路や
公園に防犯カメラを取り付けると発表をしました。(警察庁のホーム
ページをかなりの時間を掛けて探しましたが、この件は見つかりせんでした)
徳島新聞の報道では、徳島県内の八万地区に設置予定で、約3800万円の
予算計上をするとのこと。都内のある商店街の防犯カメラの費用がカメラ
16台でこの金額の1/5程度だったので、高いです。
画像はイメージです
運用方法や管理する規準などはこれから詰めていくのでしょうが、各地元に
任せるようです。公民館などに設置するモニターに表示される映像や録画機
(ビデオレコーダー)の取り扱い管理がちょっと心配です。
具体的には、
1. 担当する方が見た映像(ご近所の知り合いの人が映っている場合が多い
のでは ?)について口外のおそれがある。
2. まじめに一所懸命に取り組まれることがあだになって、見た映像に対し
過敏な印象を持って積極的に行動に移すしてしまう。
3. 防犯以外の目的で利用される恐れ。
4. ビデオレコーダーの操作を誤ってしまい、録画設定を取り消す、映像を
消してしまう。
モデル地区では、運用規定等を作成して、例えば、映像の再生は必ず2名
以上が立ち会う、再生した場合は記録簿に付ける、ビデオレコーダーを
収納するキャビネットには鍵をかける、守秘義務があるなど、きちっと
運用してもらいたいですね。
防犯カメラ設置の話題ではないですが、筆者の住まいの近くの小学校でも
登校時は集団で登校しています。子供は全員首にホイッスルを掛けています。
通学路の要所要所でPTAやボランティアの方が立って子供たちの通学を
見守っていただいております。
登校時は見守っているのですが、下校時には誰も立っていません。最近、
他の地域では下校時にもボランティアらしき方が交差点などで交通安全が
メインの目的なのでしょうが横断の補助をされているところを見ることも
多くなりました。全国的に制度で下校時のサポートをもっと充実すべきでは
ないかと以前から思っていました。
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2022年2月
最近は、下校時もボランティアらしき方が交差点などで交通安全がメインの
目的なのでしょうが横断の補助をされているのを多く見かけるようになりま
した。
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以下は、子供の過去の傷ましい事件です。いずれも下校時に発生しています。
2004年11月の奈良市で発生した女児誘拐殺人事件 wikipedia
2005年11月の栃木県今市市で小学一年生が遺体で発見された事件 wikipedia
防犯カメラの設置の他に、費用は掛かりますが登下校時は全てスクールバスを
運行するとか、ボランティアではなく有料でのサポートの制度を作る、などの
対策も考えられます。
1地域当り、3800万円位の防犯設備の費用が掛かるのなら、5年間で割ると
年間の費用は760万円です。1年間の登校日数は180日位ですから下校時の
数時間位の見守りの費用は年間760万円で賄うことはできるのではないで
しょうか。
子供の下校時の安全対策を取り組まれている例
緊急の補正予算で組まれた事業のようです。子供の安全が目的の事業なので
反対はしませんが、もう少し詰める必要がある気がします。
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