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心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

強くなれ

2016-06-12 | 願い
"勝てる"

こちら側の人たちは

皆意気込んだ



雨が降り始めて

髪はしたたかに濡れて

額の雨を袖でぬぐう



空をを仰ぎ

彼女は何を見ていたのか



今日一番の大勝負

ジュニアの頃から

勝ったり負けたりを繰り返す

とてもいいライバル



パシャッと水たまりを

踏んでしまって苦い顔をしたのは

彼女の方だった



どんでん返しだった



彼女は負けた理由を

誰かのせいに

何かのせいにしたくて

いろんな言い訳をした



泣きそうな顔をしながら

ガット張り替えなければって

最後に言い残して

走り去った



いい試合だった

負けたけど

いい試合だった



次に繋げられる

いい試合だったよ



彼女に訊きたい事

言ってあげたい事は

たくさんあるけど



何も言わない



彼女はまた一つ

強くなってるはずだから

パワー

2016-06-11 | 願い
あなたの活躍を耳にすると

胸が熱くなる



私には到底手の届かない

遠い存在だけれど



私の憧れであって

お手本であって

目標であって



わが道をばく進している

あなたは



自分勝手とも

とられかねないその姿勢を

自分を信じて

貫き通してる



その姿に

心打たれる者がいること

ついてきてくれる者がいることを



あなたは知っているから



願い続けることが

パワーになると



成功を信じ続けて

応援し続けることが

パワーになると



私は信じてるから



遠い所から

私もパワーの一部になって



これからも

ずっと送り続ける



挑む

2016-06-09 | 日常
とどめは

幼稚園の先生との真っ向勝負



幼稚園の時から少し成長した

小学校低学年の子供たちに



幼稚園で人気のあった

誰もが読んでもらった

劇などで見てきた

皆が知っている絵本を



敢えて最後に持ってくる



棒読みで読んだ方がいい

子どもたちに想像させて

子どもたちに考えさせて

って言われる読み聞かせ



そんなの無視して

私の世界観に引きずり込む



次はこうなるんだよーって

得意げに言い出す子がいたら

私の負け



それでも

静かにしてって

宥める子どもがいたならOK



そうして終わった後に

こんな話だったんだとか

何か違う話だったみたいとか



成長と共に変わる感じ方を

読み手によって

違うバージョンで

楽しんでほしい



さあ次は何を読もう



読み聞かせ

私の挑戦はまだまだ続く

未練

2016-06-08 | 妄想
自分勝手だとは思うけど

あなたのことよく思い出す



あなたの話は

面白かったなっとか

そう言えばこんなこと

言ってたなっとか



もっと押しが強ければ

落ちてたかもしれない



もっと自分の感情を

隠してくれれば

気付かないふりして

仲良くできたかもしれない



でもその決定をあなたは

私に委ねた



だから

私は離れてしまったのだけど



決して

好きじゃなかった訳じゃない



ただ少し重かっただけ



あなたを想う気持ちよりも

自分の生き方を想う気持ちの方が



ほんのちょっと

強かっただけ

まだ早い

2016-06-07 | 日常
趣味の世界では有名な人が

同じ職場にいることを

最近知った



どうしてだったか

偶然話しかけられて



その時は興奮してしまって

訳わからないことを

話してしまって



そしてその一回だけしか

話してないのだけど



実は訊きたいことが

たくさんある



畏れ多くて

とても話しかけられないだけで



でも今日は話しかけてみようと

決めてきた



話すシーンをシミュレーションして

紙に書きだしてあった



訊きたいことがあるのですが



何ですかと忙しそうだったら右の→

はいって笑ってくれたら左の→

といった感じで



話す言葉まで全部決めてきた



でも

現実は予想外で成り立っている



予期せずその人と会ってしまって

こんにちは なんて

にこにこしながら

話しかけられたものだから



心の準備のできてなかった私は

持ってた紙をチラチラ見た



こんなこと訊いてもいいのだろうか



そんな風に思ってしまったら

もう何も言えなくなってしまって



その人はそのまま手を振って

行ってしまった



もう少し

レベルを上げてからってことだよねって

思い直して



用意していた紙を

ゴミ箱にぽんと捨てた

横恋慕

2016-06-06 | 妄想
親友の旦那様が好きだ



会うたびに

この人が私の旦那様なら

良かったのにって思う



だからと言って

本物の恋愛感情ではない



奪ってしまいたいとか

私に振り向かせたいとか

そんなことを思うわけではないから



でも

親友の旦那様を見つけると

私はすぐに寄って行って



これはどう思う?

あれはどう思う?



私はこう思うんだけど

どうかなって



相談しようとする



そう

親友の旦那様は相談できる人



親友が旦那様とのことで

どんなに惚気たことを

言っていても



楽しく聞いていられるけど

一つだけ妬いてしまうことがある



それは

「旦那と相談したの」

って言葉で



相談するっていうのは

私にとって憧れの言葉で



好きな人といろんなことを

私は相談したい



日常のたわいもない

あれやこれやを



相手に決められるのでなく

自分で勝手に決めるのでなく



相談したい



それで相手に折れてもらったり

自分が折れたりしたい



でもそんな人は

なかなかいなくて



だから親友の旦那様が

好きなんだけど



もう

相談ごっこは

やめなきゃって思う



なぜなら

本物の恋愛感情が

混ざってきたような



そんな気がしてるから

親子

2016-06-04 | 日常
お母さんなんて大嫌いって

その子は言った



毎日口うるさいし

自分だってできてないのに

私にばかり言ってくるし



だからもう口きかない

昨日からきいてないって



今日の試合は

その子のお母さんも

応援に来てる



そっけなく

その子を見ようともしない様子は

傍から見ても

けんかしているのが

窺えた



でもいざ試合が始まってみると

その子のお母さんは

大声で声援している



その子もミスしたりすると

お母さんの方を見てる



そしてその試合に勝つと

その子は真っ先に

お母さんのところへ

向かっていた



二人は笑顔で

きゃあきゃあ言いながら

喜び合ってる



そんな微笑ましい光景に

親子ってこんなものだよねって

温かい気持ちになる



すべての試合が終了すると

その親子は

来た時とは大違いの様子で

仲良く並んで帰って行った



またきっとけんかするだろう



だけど

またきっとすぐに仲直りも

できるのが親子なんだろうなって



その親子が見えなくなるまで

見送っていた

ほんの少しのことで

2016-06-03 | 日常
毎回ありがとうございますなんて

わざわざ言わなくていいよって

その人はぶっきらぼうに言った



助けてもらってるのは

こっちなんだからって

気遣いは忘れない



仕事のできる人は

謙虚な人がきっと多い



メインでなくサブで

その人の仕事に入ると



ああすごいなって

感心しきりなことばかりで



私メインの仕事って

だめだめじゃないかと



反省させられるところが

たくさん見つけられる



だからサブで入れて頂いて

いろいろ勉強させて頂いてるから

ありがとうございますなんですって

説明すると



いつも怒ってるような顔したその人が

可笑しそうに笑った



そして自分の過去の失敗談を

にこやかに優しい顔で

話し出すその人が

とても意外で



冗談は通じない厳しい人という

私の認識はどこかへ吹っ飛んでしまった



あれだけ遠くに感じていた人が

こんなに近くなって距離がなくなって

それが何とも不思議で



もしかしたら

好きも嫌いも

得意も苦手も



ほんの一瞬で

変わることができるのかもしれないって



その人と笑い合いながら

ぼんやり考えていた





ムカデ

2016-06-03 | 日常
6月なのに

夜の運動公園は

風が吹きすさび



あまりの寒さに

上着を着込んで

震えていると



子どもたちが練習しているコートに

大きなムカデが這いずり回っていた



ムカデで大騒ぎすることなく

避けながら練習を続けていたけど



皆がチラチラ私を見る



私に取ってほしいってことらしい



自慢ではないけど

人間以外の生き物が

私はあまり得意ではない



むちろん虫も触れない



だけどきゃーとか

虫が怖いとか

触れないなんて

言っててかわいい歳でも

ないことも知っている



だからおもむろに

グランドブラシをひきずって



ムカデをコートの中から

端の方へ追いやった



まるで何でもないことのように

平気で手でも触れそうな顔をして



友人が

ムカデはつがいでいるって言うよって



そんな言葉を聞いて

ドキドキした



誰もいない時に

現れたらどうしようって



帰る時

さっき出た反対側のコートの端で

大きなムカデが死んでいると

子どもたちが騒いでて



じゃあ

さっき出たのは

死んだムカデのつがいってことかと



もう出ないだろうことに

少しほっとした




恐怖

2016-06-01 | 日常
職場でチーム組んでる人と

二人でいる時



突然その人が

心臓を押さえて

うずくまった



びっくりした私は

慌てて人を呼ぼうとする



だけどその人が

苦しそうにしながら



いつもの発作だからって

10分したら治まるから

大事にしないでと言う



見るからに

普通ではない様子に



私の心臓はドクドクして

どんどんその音は大きくなって

口から心臓が出てくるような



何とも言えない

気分の悪さにくらくらしてくる



誰か呼びに行って

楽になりたい



でも今ここを離れるのは

それも怖い



誰かに通りかかってほしい

誰か誰か



あまりの恐怖に

涙が頬を伝ってた



これではいけないと

不意に気づく



時間を計ろう

目を閉じずに

しっかり見続けよう



10分経っても変わらなかったら

様子がもっとおかしくなってきたら



迷わず人を呼ぼう



10分経つか経たないかで

その人は治まったって

冷や汗をかきながら

顔を上げた



持病があるから

寝不足すると

すぐにこうなるって



安堵したものの

私はその人から

目が離せなかった



病の恐怖に

目が離せなかった