乗せてもらう方が好き

朝早すぎて真っ暗の中を

車に揺られる



今日は友人に乗せてもらって

どこへ行くんだっけって



のんきにグーグル開いてる



乗せてもらうのは

とっても気持ちが楽



おなかすいたって

コンビニで買った

ドーナツ食べながら

コーヒーすすってる



眠かったけど

何だかとても幸せな気持ちになって



向かう先が楽しみになる



自分で運転するときと違って

乗せてもらうと

遠足気分になるのは

どうしてだろう



着いた先では

お茶も喉を通らないような



どきどきのとまらない

緊張感が待っているのに

やめられない

もうやめようと思ってた

読み聞かせボランティア



本を選ぶのにも

私は結構時間が

かかってしまうし



仕事の休みの日なのに

何だか朝から忙しいし



それなのに今日は偶然

聞いてくれている

子どもたちに

会ってしまって



「今度いつ？

また会えるよね。」って



きらきらした目で

私を見上げるから



「面白いの読むから。

楽しみにしてて。」なんて



つい言ってしまって

やめるんでしょうって

心の中で自分にツッコミ入れてる



でも

子どもたちの

楽しそうな顔が

後から後から

頭に浮かんできて



ああ

やっぱりやめられないと



にこにこしながら

またねって



子どもたちに手を振った

生きるを続けよう

平凡で

代わり映えのない生活が

いかに

幸せであるかということは



普段通りの生活が

できなくなって

生活に脅かされる日が訪れて

初めて気づくことができる



生きていれば

いろんなことが

起こってくるもの



楽しめることはいいけれど

楽しめない事が

降りかかってきた時は



諦めるしかない



悲しんで悔やんで

落ち込み疲れてからでいい



また生きるを続けてみよう



若くても年老いてても



いつでも心は

今からここから



突然とか寿命とか

どんな状態とか

わからないけれど



生きている限りは



諦めない心で



私は生きよう