ニューヨークシャドーボックス Atelier Papermoon

教室の様子や自分の作品制作についてお伝えします

生徒さん作品(額入れ作業)

2015-05-30 16:32:25 | シャドーボックス

H.Fさんの「ワッフル屋さん」、今日は額入れ作業です。

この作品を額に入れるために、

壁を井桁状に組む作業をしていきます。

 

まず、一番最初にするのが

作品サイズ(上下左右、高さ)を正確にはかることです。

私の教室では、作業ミスがないよう額入れ用の図表をつくり

数値を記入した上で、作業しています。

ただいま計算中。

 

計算ができたら壁の高さにマットを4本カットします。

同じ高さにカットするって意外と難しいですよね。

マットが完全に切り離された感触があるまで、

物差しを絶対に動かしません。

 

上下の2本、左右の2本がカットできたら、

井桁に組むための溝を入れる位置を、

さっき計算した図表の数値に従って記入します。

 

次が一番大切なところなのですが、

線を引いたらすぐ溝を入れるのではなく

その線が正しい位置に引かれているかどうか

再度作品に合わせて確認することです。

数値に頼るのではなく、実際に作品にぴったり合う

壁ができることが肝心ですから。

上下左右、どれもぴったり。

これで安心です。

 

いよいよ溝を入れていきます。

これも気を抜かずしっかりカッターを使う作業です。

肩が凝ります。

 

4本を組んでみました。

溝がしっかり噛み合わさっているか確認します。

大丈夫そうです。

 

さあいよいよ作品にはめ込んでみましょう。

緊張の瞬間ですね。

隙間もなくぴったり。

作品と井桁マットとをグルーで固定します。

 

続いて、オーバーマットも作品に固定。

この時作品が中央に来るようセットすることが大切です。

 

これを額に収めて完成

お疲れ様でした。


アントンの作品は制作に時間がかかるので、

額入れはいつも久々の作業になります。

毎回が初めてのような生徒さんも多いですが、

H.Fさん、きっちり手順を覚えておられました。

額も含めて作品です。

お店の中に広がりが感じられる素敵な作品に仕上がりましたね。

 

 

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