ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

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ヘーゲル的社会主義 

2006年12月17日 | 業績一覧
     ヘーゲル的社会主義 

   鶏鳴出版(鶏鳴双書36)、1990年03月初版
B6版並製、 256頁、定価1575円(税込み)

  内容説明

 「科学的社会主義」と訳されている言葉は本当は「ヘーゲル的社
会主義」と訳すべきだとする著者が、社会主義運動では信仰される
か無視されるかの両極端に揺れている事柄を真正面から取り上げて
、原理的に検討した論文集です。

 「ヘーゲル哲学辞典」は、本当の哲学辞典とはこういうものでは
ないだろうかと提示しています。

   目次

1、「文芸講話」で考える

 毛沢東の「文芸講話」の批判的検討を踏まえて社会主義における
芸術政策を考えています。

2、中国映画「芙蓉鎮」を評す

 中国映画「芙蓉鎮」の思想の詳しい分析と批評です。

3、レーニンの真理論

 『唯物論と経験批判論』におけるレーニンの真理概念を分析して
います。

4、マルクスの感情的社会主義

 マルクスの『資本論』の分析から「社会主義社会の到来の必然性
」は証明されていないと結論しています。

5、中国民主化運動の本質論と戦術論

 著者の大衆運動論である「本質論主義」の立場から中国の民主化
運動を分析しています。

6、グラムシの陣地戦論

 陣地戦主義に立つ著者が陣地戦論の先人の考えを分析していま
す。

7、日本共産党規約評注

 共産党論ではまともなものでもその「綱領」の分析しかしない人
がほとんどである中で著者は規約こそが党の本質を表すという考え
で分析しています。

8、「戦争論」への備忘録

 クラウゼヴィッツの「戦争論」は結構分かりにくいものですが、
それを読んだメモです。

9、哲学主義の政治

 著者の政治運動思想です。

10、ヘーゲル哲学辞典

 悪、感覚、観念論、教条主義、研鑽、実証主義、統一戦線、理論
の党派性、民主主義

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