小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題ー一つの決断

2023-08-24 15:23:16 | Weblog
令和5年8月24日午後1時、ついに東京電力福島第一原発の「処理水」の海洋放出が始まった。
中国から様々な嫌がらせを受けている中、岸田総理は大事な決断をした。
この決断が、福島原発廃炉に向けての前進となるだろう。
処理水と言われているとおり、福島第一原発では、多核種除去設備(ALPS)で各種汚染物質を除去し
除去しきれない放射性物質トリチュウムは、その濃度を国の規制基準の40分の1、世界保健機関(WHO)
の飲料水基準の7分の1に希釈して流したのだ。しかも、国際原子力機関(IAEA)も日本の海洋放出計画は
問題点はなく、科学的観点から妥当であると評価している。
従って「汚染水」でなく「処理水」なのだ。
今回の海洋放出に関し、中国やロシアなど1部の国を除き、ほとんどの国が理解を示している。
それなのに、一部とはいえなぜ、日本人が放出に反対するのなのだろうか?疑問だ!
特に、立憲民主党の阿部知子議員は、韓国まで行って韓国議員と一緒に反対集会に参加し、
日本を貶める行為をしているが、日本人としての矜持はないのか。
尚、今月21日に、中国とロシアが「大気放出案」を出してきた。この案は令和3年に私が「資源エネルギー庁原子力発電所
事故収束対応室」に処理水を、海洋放出でなく活火山の溶岩に放流しマグマの熱で一瞬にして蒸発させたら良いのではと
提案したことがあったが、「トリチュウム」が大気を漂うとまずいので、その案は採用できないとのことでした。
様々な案を検討した中での、今回の決断。
前途多難と思うが様々な妨害に負けず頑張ってください。私は支持したい。