なすがままに

あくせく生きるのはもう沢山、何があってもゆっくり時の流れに身をまかせ、なすがままに生きよう。

非常識な母親達

2005-08-26 21:01:35 | 昭和
僕の職場の近くの家で今夜通夜が営まれていた。昨日国道3号線則松5丁目を自転車で横断途中に車にはねられて亡くなった高校一年の男子生徒のお通夜だった。加害者は通勤途中の28歳の女性である、男子生徒はテニスの試合に行く途中だったという。朝7時半の事故だった。病院に搬送されたものの9時間後脳挫傷で死亡と朝刊にのっていた。その子の家は閑静な住宅街の一角にある、その家の前に同級生達が大きな群れを作っていた、そして学校関係者と思われる人達も多数いた。女の子たちは抱き合って泣いていた。そして、少し離れた所で喪服姿の数名の女性達がいた。多分同級生の母親達だろう。賑やかに話をしている、時々大きな笑い声もした。久しぶりに会った同級生達の会話にしか聞こえなかった。僕はその光景を見てムショウに腹がたった。「お前達、それでも人の親か?自分の子供が無事だったからうれしいのか?子供を突然失った親の気持ちを考えたら今笑ったりなど普通の人には絶対に出来んぞ。恥を知れ」僕が親族の一人だったらそう言ってどなりつけていたに違いない。それほど、非常識な言動に僕は呆れていた。しかし、事故の原因は何なのだったのか、やはり、職場を目指して急ぐ事しか頭になかった加害者の女性ドライバーの前方不注意かわき見運転しかないだろう。自転車に乗る身分としてまた車を運転する立場として気をひきしめようと思った。昨日の朝8時前の上りの3号線は遠賀川手前からかってないほど渋滞していた、あの渋滞の原因がこの人身事故だったのである。明日は仕事が終わって金山川をウオーキング予定なので事故現場で手をあわせよう。わずか15歳で人生に幕を閉じなければならなかった男の子の冥福を祈ろうと思う。昨日の朝元気に家を出た我が息子が夕べには変わり果てた姿で棺の中に眠っている、何と言う無常なのか、両親の気持ちを思うと涙が出てくる。