NTT労組退職者の会広島県支部協議会

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令和1年8月定例句会 第13回「花衣会」

2019年09月02日 17時29分26秒 | 俳句

 

   今月の特選句

   原爆忌響く鐘の音鳩は飛ぶ・・・惠子

  

         俳句・川柳などの短詩型文芸の同好会「花衣会」では、毎月各自3句の作品を

   会報に投句し発行しています。

   その発行数は、今月で89号になりました。

    また、昨年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。

   今回は、その内容を報告します。

 

 

  第13回 「花衣会」句会開催!!

      と き  令和1年 8月23日(金) 午後2時から

    ところ  広島市基町 NTT基町ビル7階 会議室

    出句数  各自3句

    リーダー 立川 良臣

    講 師  岡部 泰行

 

   出句3句の中から、1句ずつ選句した作品を掲載します。

 

    炎昼や発狂しそうな神の島・・岡部 泰行

    猛暑日や肌着一枚赤子這う・・・沖本 惠子

    原爆忌笑くぼの手首赤い数珠・・・勝島 千波

    真夏日や白いアサガオ涼し顔・・・立川 良臣

    やわらかき雲の間に見ゆ夏嶺かな・・・土居 旭

    献花する炎天下の似島で・・・中山 洋爾

    戦争の終わらぬ人の夏帽子・・・長岡 和子

    梅雨の中険し山路御岳山・・浜本 文雄

    レモン水飲み干し少女卒恋す・・・林 世紀雄

 

     

     今回も力作ありがとうございました。

    勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではないでしょうか

      次回は、10月18日(金)午後2時からです。 

    投句は、3句を10月11頃迄に土居までお願いします。

     次回もよろしくお願い致します。

 

 

  

        じゆうな広場

 

    令和」に思いを

                立川 良臣

    「梅花の歌」

    「時に、初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、

   蘭は凧後の香を薫す」の中から、『令』は「初春の令月」から、『和』

   は「気淑く風和らぎ」と詠まれた万葉集から引用。

    原典から読み取れる要旨は、美しくかつ平和である、そういう時代を

   望んでのネーミングといわれている。

    阿部総理の談話では、「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のよ

   うに、一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲か

   せることが出来る」 そうした日本でありたいという願いを込め決定し

   たと報じている。

    しかし、その後の政府・総理の振る舞いは、天皇即位の必要以上の

   数々の催し、トランプ米大統領の「令和」最初の国賓としての大歓待、

   全く成果の見えない日米会談、何の為に歓待したのかと言いたくなるの

   は、私だけではあるまい。

    総理談話の「令和」は、国民一人ひとりが明日への希望・・・は何処へ

   やら。 

    「令」は漢文では、「~させる」と使役で読むことが多い。「和せ令

   む」なら、和やかに仲良くするとなるが、命令で無理やり仲良くせよと

   なっては恐ろしいこと。 うまい言葉を並べてこびへつらう「巧言令色

   鮮し仁」の時代にならないで欲しい。

    「令和」の時代が、世界の人々が仲良く平和であり続けることを願わ

   ずにはいられない 「令和」がそうありたいと、ふと思う・・・。

 

 

   *「巧言令色鮮(すくな)し仁」・・・(論語)口先がうまく、顔色を

   和らげて人を喜ばせ、こびへつらうこと。 仁の心に欠けることとされ

   る。 

 


    このコーナーは、花衣会会員の自由な想い、意見、感想などを

    綴ったコラムです。

    遠慮なく投稿願います。 お待ちしております(土居記)

 

 

 

 

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