想い出の一枚の写真 (支部協ニュースに掲載されたものです。)
東部ブロック 島田 和恵さん
この写真は、退職者の会のサークル活動で「史跡・歴史を訪ねて」の旅で１９９９年９月下旬、徳島県の剣山に登山し、山頂で写したものです。
標高１９５５米の剣山国定公園、天候に恵まれ朝霧を踏みながら一歩一歩山道を登る。山頂は雲ひとつなく、遠くには石鎚山を望む、空気の美味かったこと「やった」と喜びの声、一度は登りたかった山、あの時の感動は今でも忘れることが出来ない。麓から３５０米地点までは、リフトで１５分程で登る。そこから山頂まで三つのルートがあり、私達は、やゝ険しい道を登る。途中で山男「強力」に出逢う。背には「ガラス戸」「食品」等を背負い、山小屋まで登られる。皆さんで「ご苦労さま」と声をかける。紅葉を期待していたが、この年は少し遅れているとのこと、残念でした。山の紅葉は山頂から麓へ変わっていくとか。全員が思い出にと山頂に石積みをし夕暮れの剣山を後に、暮れゆく奥祖谷峡を車窓から眺めながら帰途に着いた旅の思い出です。
