NTT労組退職者の会広島県支部協議会

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令和5年4月定例句会 第35回「花衣会」

2023年04月15日 17時54分01秒 | 俳句

 

 ~今月の特選句

  絵下山の眼下に光る春の海・・・文雄

  大寒の底に耐えたる梅一輪・・・旭

  

    「花衣(はなごろも)」は、この時期「春」の季語。

    平安時代は、「桜襲(さくらがさね)」といわれる衣装のこと

   を言ったそうだが、現在では花見の時に着る女性の晴れ着のこと。

    華やかで少し派手な衣装。また、桜の花が散りかかった衣服の

   ことともいわれている。

   「今年また 妖気ただよひ 桜咲く・・」 

    桜の花は華やかだが、よく見ると妖艶でもある。特に夜桜は妖

   気が漂っているように見える。妖気とは、何か凶事の起りそうな、

   怪しい気配のことである。

    華やかさと妖艶。桜の美しさと儚さを表している。

   「花衣会」は、当会の創設者の命名だが、その想いは如何なりや。

   いま改めて、この時期に想う・・。

 

    さて皆様、春うららかな日々、いかがお過ごしでしょか。 

 

       俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささやかなが

   ら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。

    その作品集の発行数は、今月で133号になりました。

    また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。

   今回は、その内容を報告いたします。

 

  第35回「花衣会」句会開催!!

 

        と き  令和5年 4月11日(火) 午後2時から

    ところ  広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室

    出句数  各自3句

    リーダー 立川 良臣

    事務局  土居 旭・濱本 文雄

   

    今回は、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。

 

    すみれ咲く土砂災害のまわり道・・・沖本 惠子

     職辞して記念に残す明細書・・勝島 千波

     佇みて桜吹雪の独り占め・・・小林 順子

    入卒業出会いと別れの花言葉・・・立川 良臣

    水底に泥鮠の影春光る・・・土居 旭

    呼び鈴も電話も鳴らず桜散る・・・長岡 和子  

    サクラ咲く野球日本世界一・・・浜本 文雄 

     その昔互い手を取り見つめ合い

     近頃は聞こえん振り知らんぷり(川柳)・・・松本 健三

 

     今回も力作ありがとうございました。

    終行の夫婦川柳は、身に詰まる人生句でした。

    次回も健吟をお待ちしております。

 

      

    次回の勉強会は、月13日 (火)午後2時から

   会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。

    投句は、3句を月5迄に濱本さんまでお願いします。

 

 


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