NTT労組退職者の会広島県支部協議会

NTT労組退職者の会広島県支部協議会の仲間とコミュニケーションを図るツールとして開設

支部協ニュース第108号 川柳

2007年04月28日 14時57分38秒 | サークル

川柳

 広島ブロック 川柳同好会

(兼題) 『山  自由』

  〇 山霞む 招かなくても 黄砂くる      三田 勝子

  〇 霊山と いわれる富士も ごみに泣く   河村 繁子

  〇 山あいに 出た猪に 後すざり       屋敷 正善

  〇 つぎの山 ロマン求めて 九十坂     熊代 満夫

  〇 窓を開け 深呼吸する 山の宿      古沢 正子

  〇 また一人 欠けた句会の 風寒し     坂本 功

  〇 天国で 今日も二人は 口げんか     長 宏行

  〇 いつからか 見て見ぬふりが 安全に   栗栖 美枝子

  〇 世の中を かえてゆく鍵 教育ね    故 高橋 利彦

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支部協ニュース第108号 俳句

2007年04月28日 10時49分15秒 | サークル

俳句

呉ブロック  呉若葉会

  〇 浪花場所 上位陣達 不甲斐無   伊勢田 忠

   〇 梅匂う 風の形の 変わるたび    大 東 東

     〇 初燕 生命の力 光飛ぶ        実近 俊一

   〇 古き世の 十二単の 雛かな     高橋 周夫

   〇 木蓮の 白の清けき 朝日受く    中丸 聆子

   〇 風光る 黄色い声躍ぶ 河川敷    藤川 守登

   〇 露天風呂 春の嵐を 湯煙に     山本 好子

 

東部ブロック  福山むつみ俳句会

  〇 流し雛 波にたゆとう 緋の未練    井上 重雄

  〇 日溜りに 老人集う 花の園       大平 康子

  〇 三月の 森の深部の 浅眠り      岡部 泰行

  〇 もう一度 母に逢いたし 雛飾る    倉田 里子

  〇 ジャンパーに 孕みしものは 春の風 土屋 珠子

  〇 母さんも 弁当づくり 卒業す      中井 敏夫

  〇 暦にも 花を咲かせて 弥生月     平井 康江

  〇 鞆の津の 太い梁下 雛祭       藤井 富志子

  〇 江戸の夜の 笑みを絶やさず 内裏雛 松本 文子

  〇 余部(あまるべ)橋 カメラの放列 鳥帰る 横山 ノブ子

 

広島ブロック  安富 正則

  〇 釣り上げし 鰹一本 いま天下

  〇 柿若葉 轆轤(ろくろ)の土の 立ち上がる

 

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支部協ニュース第108号 短歌

2007年04月28日 10時20分26秒 | サークル

短歌

東部ブロック 木曽 英子
   〇 切々とアメイジンググレース亡き人の一つフレーズ夢に往き来す
   〇 つばくろのはるかなる大地(くに)へ旅たつ日惑星ひとつふり落さるる
   〇 唇がやさしき嘘をつくように一位の樹の実あかく爛るる
     
(一位の樹は別名アララギ・スダオノキ アイヌ語ではオンコともいわれる。) 

広島ブロック 高野 和子
   〇 大いなる魚に似し雲とおりすぎ天空かすかに水の音する。
   〇 乗り降りの一人だになき夜を灯し列車発(た)たしむ野の無人駅
   〇 春の雨は音なく家をつつみたり肩低くして母は写経す

呉ブロック 吉本 良典
   〇 坂道を登れば昔のグラバー邸輝く湾(いりえ)眼下に見えて
   〇 グラバー邸新しき息吹感じつつ集ひし志士等の昔を偲ぶ
   〇 古希参拝まだまだ若いと語らひつ湯宿の夜を同級生(ともら)と楽しむ

呉ブロック 中野 担子(家族)
   〇 荒れはてた畑の中に黄緑の蕗の薹があたまのぞかす
   〇 蕗の薹摘めば春の香だヾよえり空見上げつヽ深く息する
   〇 温かき御飯に蕗味噌ちょっとのせ夫食しつヽ足らいいるらし

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