現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「飢餓海峡」あらすじ

2021-09-04 19:06:41 | 社会問題

石川さゆり『飢餓海峡』は 水上勉の同名の小説『飢餓海峡』を歌ったもの。

私はこの歌が一番好きでござる。泣ける歌。

水上勉『飢餓海峡』 Wikipediaより転写

戦後まだ間もない昭和22年に北海道地方を襲った猛烈な台風により、青函連絡が転覆して多数の死傷者が出る。現場で遺体収容に従事した函館警察は、身元不明の遺体を2体発見する。それらの遺体は、連絡船の乗船名簿と該当しなかった。同日、北海道岩幌町の質店に強盗が押し入って大金を強奪したうえ、一家を惨殺し証拠隠滅に火を放つ。火は市街に延焼し、結果的に街の大半を焼き尽くす大火となった。
 
函館署の弓坂刑事は、身元不明の2遺体が質店襲撃犯3人のうちの2人であり、
強奪した金をめぐる仲間割れで殺されたと推測する。
 
青森県大湊の娼婦・杉戸八重は、一夜を共にした犬飼と名乗る見知らぬ客から、
思いがけない大金を渡される。悲惨な境涯から抜け出したいと願っていながらも現実に押しつぶされかけていた八重に、その大金は希望を与えてくれるものだった。
その後、犬飼を追跡する弓坂刑事が大湊に現れて八重を尋問するが、八重は犬飼をかばって何も話さなかった。
八重は借金を清算して足を洗い東京に出るが、犬飼の恩を忘れることはなく、
金を包んであった新聞と犬飼が使った安全カミソリ(映画版では犬飼の爪)を肌身はなさず持っていた。
 
10年後、八重はふと目にした新聞の紙面に驚愕する。
舞鶴で食品会社を経営する事業家・樽見京一郎なる人物が、刑余者の更生事業資金に3000万円を寄贈したという。記事に添えられた樽見の写真には、恩人・犬飼の面影があった。
 
八重は舞鶴に赴くが、樽見と会った翌朝、彼女は海岸に浮かぶ死体となって発見された。当初は自殺と思われたが、東舞鶴署の捜査官・味村刑事は八重の懐中から樽見に関する新聞の切り抜きを発見し、彼女の死は偽装殺人であると看破する。
彼の執拗な捜査によって、10年前の台風の夜に津軽海峡の海上で起きた殺人事件と八重の殺人が結びつく。
 

 

飢餓海峡 石川さゆり 2004年 Ishikawa Sayuri

2004年9月の映像 「飢餓海峡」(朗読付) 作詞・吉岡治、作曲:弦哲也 歌:石川さゆり、ギター演奏:弦哲也 朗読:石川さゆり

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