現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

不信心者

2009-01-01 20:38:20 | 社会問題
熱田神宮の正月三ガ日の参拝者は例年260万人。名古
屋市の人口より多い。名古屋市民の全員か、愛知県民の
3人に1人がお参りする勘定だ。人口に占める率では
おそらく全国1だろう。愛知県民は信仰心が深いのか。

しかし、参拝者がこれだけ多いと、善男善女ばかりとは
いえない。
熱田神宮の賽銭を受ける広い囲いの中に、ペットボトルや
ビールの空き缶、ポリ袋にいれられたゴミまでがいくつも
投げ入れられているのを見て驚愕した。
「神への畏敬の念、そんなものクソくらへ!」の心意気か。
織田信長もそうだったわけだし、咎め立てはできんか。

毎年のことだが、熱田神宮の入口前には、キリスト教の
一団が幟旗を立て拡声器でボソボソつぶやいている。
「あなた方は間違っている。唯一の神キリストを信じない
者は地獄に落ちる。イエスを信ずる者は永遠の命を得る」と。
まったく鬱陶しい。正月くらい晴れやかな気持で神社に
お参りしようとしている善男善女に冷や水を掛ける行為だ。
キリスト教徒はなんと心の狭い了見かと思う。彼らの声も
顔もみな暗い。少しも幸せそうに見えないのだが。

世のなかいろいろ。以前の私ならいちいち腹を立てていた
が、今年はにこやかに、平常心で居られた。昨日のTVで
永平寺の管長の言葉「常に平常心で居られることは難しい。
それが修行だ」と。納得。



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