現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

秋山好古と柴五郎

2009-12-07 10:48:47 | 坂の上の雲
司馬遼太郎の『坂の上の雲』には登場してこないのが残念だが、
秋山好古の陸軍士官学校の同期生に、会津藩士族の柴五郎がいた
のである。
柴五郎の『ある明治人の記録』によれば、戊辰戦争の時8歳。戦後
下北半島で悲惨な生活を送りながらも、雪の中何里もの道を素足で
学校に通い、明治6年、14歳で、陸軍幼年学校にはいる。その時の
教官はフランス人ばかりで、試験も全部フランス語。歴史など、
フランスのルイ王朝やナポレオンの事跡をフランス語で解答すると
いうものだった。それが陸軍士官学校では、ドイツ式となり、今度は
授業はすべてドイツ語となった。そんな話を思い浮かべながら、
NHK『坂の上の雲』を見る。

柴五郎は、薩長閥の軍部で、会津藩ゆえに不遇な扱いを受け、北京で
義和団事件をみごと解決したにもかかわらず、以後も閑職に追いやられて
いたという。秋山好古と出世を比較してみた。

最終的に、陸軍大将になったのは、秋山が大正5年、柴は大正8年だった。
ちなみに、宮崎県都城(島津)出身の上原勇作は、大正4年に陸軍大将、
大正10年には元帥に昇格している。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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