現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

テレ朝 「上意討ち-拝領妻始末-」

2013-02-09 23:06:10 | 会津藩のこと
テレビ朝日開局55周年記念のスペシャルドラマと銘打って、
「田村正和」と「仲間由紀恵」で2/9「上意討ち~拝領妻始末」。

1967年「三船敏郎」「加藤剛」で映画化された「滝口康彦」原作の
「拝領妻始末」のリメイク。ムムム、映画のあの“重苦しい”
重厚さは、まったく出ないのは止むを得ないか。(期待はして
いなかった。会津藩のことだから見ざるを得ない)。

ドラマは、会津松平家三代目「正容」の時、側室の「お市(仲間
由紀恵)」が家臣の「笹原伊三郎(田村)の息子「与五郎(緒形
直人)」に下げ渡された。2年後、二人の間に女児が生まれたが、
若君が病死し、市が側室の時に生んだ男子が世継ぎとなったため、
世継ぎの母親が家臣の妻でいるわけにはいかないと、二人は離婚
させられることになる。

さて、この顛末は、史実では「笹原」父子は閉門蟄居を甘んじて
受けるという“隠忍自重”で終わる。それではドラマにならない。
ドラマでは、笹原父子が刀を抜くのだ。

ま、事実は、ドラマのように歯向かえないでしょうな。そういう
時代でした。



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